エヌビディアCEO、ブラックウェルの中国販売に引き続き意欲示す

Mackenzie Hawkins

  • 現時点では具体的計画なし-「いつかそうなること願っている」
  • 米中貿易交渉の交渉材料の可能性-30日の首脳会談では議論されず

エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は10月31日、記者団に対し、同社の次世代人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」を中国顧客に販売する希望は依然として持っているが、現時点では具体的な計画はないと述べた。

  ブラックウェルシリーズのAIアクセラレータを中国で販売する意向があるか問われ、フアン氏は「わからない。いつかそうなることを願っている」と述べた。また、中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長との会談では、半導体チップの販売については話し合われなかったとしている。

  ブラックウェルは、エヌビディアの最新世代AI半導体で、米中貿易交渉における潜在的な交渉材料として注目されている。30日のトランプ米大統領と中国の習近平国家主席との会談では、ブラックウェルの販売ライセンスについては議論されなかったという。トランプ氏は、エヌビディアと中国政府が同国市場へのアクセスについて、引き続き協議しなければならないとしている。

原題:Nvidia Still Hopes to Sell Blackwell Chips to China, Huang Says(抜粋)

— 取材協力 Josh Xiao

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