<1分で解説>論文貢献度で中国が上位独占 東大、京大は過去最低
自然科学分野の研究論文への貢献度ランキング「ネイチャーインデックス」2025年版が発表され、中国の研究機関が上位を占める一方、東京大や京都大は過去最低となりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「世界の研究機関ランキング」について解説します。 【グラフ】旧帝大の合格者数、東京圏の高校1・68倍 地方は減少、進む格差 Q ネイチャーインデックスって何なの? A ネイチャーインデックスは、物理学や化学、生物科学、地球環境科学、健康科学の5分野で、世界の有名な学術誌に載った論文の数をもとに、研究機関や国のランキングを決めるものです。 Q どんな機関が上位に入ったの? A 上位10機関のうち8つが中国の研究機関でした。1位は中国科学院、2位はアメリカのハーバード大、3位は中国科学技術大でした。 Q 日本の大学はどうだったの? A 東大は23位(前年21位)、京大は55位(前年47位)で、どちらも過去最低の順位になりました。京大がトップ50から外れるのは初めてのことです。 Q 他の日本の大学や研究機関はどうだったの? A 大阪大は103位、理化学研究所は115位、東京科学大は132位、東北大は143位でした。 Q 中国の研究機関はどうして強いの? A 中国は物理学や化学などの分野で、これまで欧米が強かった分野でも多くの論文を発表し、存在感を高めています。 Q 国別のランキングはどうなっているの? A 1位が中国、2位がアメリカ、3位がドイツ、4位がイギリス、日本は5位でした。日本は化学分野で4位と比較的高い順位でした。
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