台風17号発生へ…気象庁の予想進路、米軍やヨーロッパの見方は 日本への影響は【最新情報】

 気象庁の2025年9月17日午前6時の実況によると、フィリピンのルソン島にある熱帯低気圧が24時間以内に台風に変わるとみられる。発生すれば台風17号になる。今後の予想進路について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。

気象庁の進路予想

写真を拡大 台風17号に変わるとみられる熱帯低気圧の予想経路図=2025年9月17日午前6時の実況(気象庁HP引用)

 台風17号に変わるとみられる熱帯低気圧は9月17日午前6時現在、ルソン島を1時間に15キロの速さで西北西に進んでいる。18日午前6時にはバシー海峡で台風に変わっているとみられ中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速は25メートルの予報。

 その後の進路予想を見ると、北西寄りに進み続け20日午前3時には南シナ海を華南(中国)近くまで進み、中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速20メートル、最大瞬間風速は30メートルの予報。進路を西寄りに変え、22日午前3時には華南に上陸する恐れがある。同時刻時点の勢力は中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速は25メートルとみられる。

⇒台風と温帯低気圧は何が違う? 変化後も警戒が必要な理由

 気象庁の17日午前3時時点の予報によると、日本で風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアは5日先までなく、直接的な影響はなさそうだ。

米軍(JTWC)の見方

写真を拡大 JTWCによる台風17号に変わるとみられる熱帯低気圧の予想進路図(JTWCより引用)。通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風17号に変わるとみられる熱帯低気圧は北西寄りに進み続け、フィリピンを通過して南シナ海に進むとみている。中心付近の最大風速が最も強いのは香港に最接近するとみられる20日午前3時ごろで26メートル程度。

中心付近の最大風速 9月17日午前3時:23メートル 9月17日午後3時:15メートル 9月18日午前3時:15メートル 9月18日午後3時:18メートル 9月19日午前3時:21メートル 9月20日午前3時:26メートル 9月21日午前3時:18メートル

9月22日午前3時:13メートル

ヨーロッパ中期予報センターの見方

 リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。


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