FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年2月16日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年2月16日8時30分執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼13日(金)の為替相場 (1):日銀審議委員 早期追加利上げに前向きな姿勢示す (2):ユーロ圏 32カ月連続貿易黒字(3):米1月CPI 伸びが鈍化

▼13日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:152円台後半を中心とした値動き/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

13日(金)の為替相場

期間:13日(金)午前7時10分~14日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀審議委員 早期追加利上げに前向きな姿勢示す

日銀の田村審議委員は講演で「最近のインフレは、内生的、粘着的なものへと変化してきていると見ている」とした上で「2026年も3年連続で2%の『物価安定の目標』と整合的な賃上げが行われることを高い確度で確認できた場合には、この春にも、『物価安定の目標』が実現されたと判断できる可能性が十分にあると考えている」などと述べて、早期の追加利上げに前向きな姿勢を改めて示した。

(2):ユーロ圏 32カ月連続貿易黒字

ユーロ圏10-12月期域内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.3%と速報値からの修正はなかった。同時に発表されたユーロ圏12月貿易収支は116億ユーロの黒字(季節調整済)となり、32カ月連続で貿易黒字を計上した。

(3):米1月CPI 伸びが鈍化

米1月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%、前年比+2.4%と市場予想(+0.3%、+2.5%)を下回った。前年比の伸び率は前月(+2.7%)から鈍化した。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比+2.5%と予想通りに鈍化し、2021年3月以来の低い伸びとなった。なお、シカゴ連銀のグールズビー総裁は1月CPIについて「良い面と良くない面があった」とし、「数字自体は悪くなかったが、サービス価格の上昇が高止まりしているのは懸念される」と述べた。1月の米サービスCPI(エネルギーサービスを除く)は前年比+2.9%だった(12月+3.0%)。

13日(金)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:152円台後半を中心とした値動き

13日のドル/円は終値ベースでは前日からほぼ横ばいだった。高市首相の経済ブレーンの一人とされる本田元内閣官房参与がロイター通信のインタビューで早期の追加利上げに慎重な見方を示したことをきっかけに円が売られ153.67円前後まで上昇した。もっとも米1月消費者物価指数が市場予想を下回る伸びとなり、食品とエネルギーを除いた同コアCPI前年比+2.5%と2021年3月以来の低水準となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待からドル売りが強まり、152円台へ押し戻された。 本日は米国がプレジデンツデーの祝日のため、NY時間は市場参加者の減少から動意に乏しい展開が見込まれる。衆院選後の円買い戻しの流れは一巡した可能性があるものの、米国のインフレ低下を背景としたドル売り圧力は残るため、152円台後半を中心とした値動きとなりそうだ。

注目の経済指標:特になし

注目のイベント:高市首相、植田総裁会談

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト 中村 勉(なかむら・つとむ) 米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。

経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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