【ヤクルト】3連敗で借金9に 金久保が2被弾で逆転許すなど救援陣粘れず 9回満塁も無得点 内山が3ラン、山田はソロ含む3打点も
■プロ野球 ヤクルト 6-8 DeNA(16日・神宮) ヤクルトはDeNAに逆転負けを喫し3連敗、借金は9となった。試合は1点リードで迎えた8回表、5人目で登板した金久保優斗(25)が2被弾など3失点で逆転を許した。打線は内山壮真(22)が2号3ラン本塁打、山田哲人(32)が3号ソロ本塁打含む3打点を挙げるも競り負けた。 前回の試合、中日に今季6度目の完封負けで2連敗を喫したヤクルト。12勝でリーグ最速20敗の1分、今季ワースト借金8で5位の中日と3ゲーム差に広がった。この日からDeNAとの3連戦がスタートし、カード第1戦は今季5度目の先発登板となった山野太一(26)。 山野の立ち上がりはDeNAの先頭、桑原将志(31)を遊撃ゴロに打ち取るも2番・牧秀悟(27)に初球を捉えられ、打球はレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打に。先制を許した。 いきなり2点を失ったヤクルトだが直後の1回裏、DeNAの先発・バウアー(34)に対し1死から2番・武岡龍世(23)が四球、3番・サンタナ(32)が左安打で出塁。すると2死一、二塁で5番・内山が1ストライクからの2球目、ストレートを捉え打球はレフトスタンドへ。第2号3ラン本塁打が飛び出し逆転に成功した。 山野は2回以降、得点圏に走者を背負うピンチも無失点に抑えるピッチング。打線は4回裏、1死走者無しから7番・山田がレフトスタンドへのソロ本塁打を放ち1点を追加、4ー1とリードを広げた。 しかし5回表、2番・牧、4番・オースティン(33)に四球を与え2死一、二塁と走者を背負うと5番・松尾汐恩(20)にライトへの適時二塁打を放たれ4ー3。1点差に迫られた。 先発の山野は5回で91球を投げ、5安打2奪三振4四球の失点3(自責3)で降板。6回から2人目・小澤怜史(27)が登板し2つの四球などで満塁のピンチとなるも2番・牧を空振り三振。ここでマウンドは3人目・田口麗斗(29)が上がると3番・度会隆輝(22)を中飛に打ち取り無失点で凌いだ。 6回裏、1死から5番・内山が左安打、6番・北村拓己(29)が右二塁打で出塁。1死二、三塁と追加点の好機を作ると7番・山田にライトへの適時打が飛び出し6ー3。 終盤に入った7回表、4人目・木澤尚文(27)が登板。連打で無死一、三塁とピンチを招くと6番・佐野恵太(30)に適時打を放たれ6ー4。さらに1死満塁から代打・戸柱恭孝(35)にレフトへの犠飛を許し6ー5と再び1点差とした。 8回表、5人目・金久保がマウンドに上がるも1死走者無しから3番・度会に右二塁打で出塁を許した。すると続く4番・オースティンに左中間への2ラン本塁打を浴び逆転、さらに5番・松尾にもレフトへソロ本塁打を放たれ6ー8と2点差になった。 2点を追う展開となった9回裏、DeNAの4人目・ウィック(32)の前に代打・宮本丈(30)が四球で出塁するなど満塁とするも後続が倒れ得点できず試合終了。敗れたヤクルトは3連敗、借金は9となった。