アップルがM5搭載「iPad Pro」発表、10月22日発売 「3.5倍のAI性能」をうたう
Appleが新型「iPad Pro」を発表した。搭載されるのは新しいM5チップで、発売日は10月22日。M5はMacBook ProやVision Proの新モデルにも採用されており、Appleの次世代チップとして位置づけられる。
Apple/CNET/Jeffrey Hazelwood
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M5チップは前世代M4に比べてCPU性能が最大20%、GPU性能が最大30%向上。ユニファイドメモリの帯域幅は前世代比で2倍となる300GB/sに達し、大容量データを扱うクリエイティブ作業でもボトルネックが生じにくくなったという。
AIパフォーマンスはM4搭載iPad Proの最大3.5倍高速で、AI処理など負荷の高い作業でも、これまで以上に快適に動作するという。具体的には、1秒あたり60兆回の演算(TOPS)を実現し、生成AIや画像解析のワークフローを大幅に高速化している。
通信機能も刷新された。新たにC1XモデムチップとN1ワイヤレスチップを採用し、セルラーモデルでは5G通信に対応。Wi-Fi 7やBluetooth 6、スマートホーム規格のThreadもサポートする。これにより、より高速で安定した通信環境が利用できるようになった。
価格は日本では11インチモデルが16万2800円(税込)から、13インチモデルが18万9800円(税込)から。依然として高価格帯だが、Appleによれば「iPad史上もっともパワフルなモデル」とのこと。iPadOS 26のマルチタスク機能が進化したことで、M5の処理性能を活かしたデスクトップライクな操作体験が期待できる。
ハイエンドを求めるプロユーザーにとっては、今回のiPad Proが最速・最高性能の選択肢になる。
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