ヤクルト 退団の嶋基宏ヘッドコーチ「感謝しかない」 ヤクルトには6年在籍「温かく迎え入れてもらった」
ヤクルトは6日、嶋基宏ヘッドコーチ(40)、石井弘寿投手コーチ(48)、小野寺力投手コーチ(44)、杉村繁打撃コーチ(68)と来季の契約を結ばないと発表した。 【写真あり】嶋基宏コーチ 田中将大は「いい顔をしてやっている」 退団が決まった嶋ヘッドコーチは荷物整理のために球団クラブハウスを訪れ、報道陣に質問に答えた。 ヤクルトには20年に移籍し、兼任でのバッテリーコーチなども含めて6年間在籍。「貴重な経験をさせてもらった。感謝しかない」と話した。 以下、嶋コーチとの主な一問一答。 ――振り返って 「選手、兼任(コーチ)にバッテリー、ヘッドコーチと全部のポジションを6年間でやらせてもらった。その中で優勝、日本一も。逆に最下位とか苦しい時期も長かったんで。本当に全部経験できた。僕の野球人生にとっては本当にいい6年間を過ごさせてもらった。計り知れないぐらい、貴重ないい経験をさせてもらいました」 ――あっという間 「今になってみたらね。やっている時は長いし、特に今年なんて思うようにいかないことが多くて。大変だな、と思う事が多かったけど、今こうなってみたら、あっという間に6年間過ぎたなって感じです」 ――一番印象に残っているのは 「もちろん優勝とか日本一というのはあるけど、こうやって外(の球団)から来て、温かく迎え入れてもらったというのが一番、ヤクルトに来て良かったなと思うこと」 ――来年については 「いや、全く。若い選手が少しずつ力を付けて、(内山)壮真にしても岩田しても赤羽、伊藤とかもそう。いろいろ若い選手が経験をできた。まだまだ若い選手と一緒にいろんな経験ができたらなと思っていたけど、これ(退団)ばかりは仕方ないことだし、そういう世界というのは理解しているで」 ――今後について 「僕もまだまだ勉強、成長しないといけない。次のステップへ向かって…。まだなにをやるか全然決まってないんですけど、(ヤクルトには)本当に感謝しかないです」