【巨人】交流戦の主な収穫 6勝11敗1分けも阿部監督「いいところもたくさんあった」投打でプラス要素
巨人は24日のロッテ戦(ZOZO)に敗れ、交流戦6勝11敗1分けの11位で全日程終了した。試合後、阿部監督は「悔しい交流戦になっちゃいましたけど、いいところもたくさんあったのでね」と総括。借金1のリーグ4位、首位・阪神と4・5ゲーム差で27日のDeNA戦(東京D)からリーグ戦再開に臨む。 苦戦した18試合だったが、阿部監督が言うようにプラス要素の収穫はあった。 ▽丸 7日の楽天戦(東京D)で待望の今季1号。交流戦中盤は7試合連続4番に入り、終盤は1番に定着。全18試合出場でチームトップの打率2割7分9厘をマークし調子は上向き。 ▽坂本 10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で約1か月ぶりに1軍再昇格。24日のロッテ戦で今季1号を含む3安打。丸とともにベテランの状態が上がっているのは心強い。 ▽岸田 交流戦でチームの捕手最多の9試合に先発出場。7日の楽天戦(東京D)でプロ初の満塁本塁打。甲斐が本調子ではない中で存在感を示した。 ▽小林 20日の西武戦(東京D)で今季初スタメンマスク。赤星を6回1失点に導き、打っては今季初安打が決勝タイムリー。お立ち台で大歓声を浴びた。 ▽大城卓 19日の日本ハム戦(東京D)では捕手で途中出場。9回1死、北山のノーヒットノーランを阻止する1号ソロを放った。 ▽泉口 全18試合に先発出場。1番で8試合、3番で10試合。チーム最多の19安打を放ち、遊撃の守備でも1失策と奮闘した。 ▽増田陸 西武・与座対策で左打者を並べた21日をのぞき、17試合でスタメン出場。7日の楽天戦(東京D)での決勝本塁打、21日の西武戦(東京D)での代打決勝3ランなど躍動。 ▽オコエ 右肘手術から交流戦で1軍復帰。交流戦はセンターで12試合スタメン出場して44打数14安打、打率3割1分8厘。 ▽吉川 岡本が長期離脱する中、打線の中心でチームを引っ張った。終盤は7試合連続で4番に入り、何でもできる強みを生かして犠打も記録。鉄壁の二塁守備で好守備連発。 ▽中山 DHで2試合、三塁で3試合、左翼で3試合スタメン出場して32打数9安打、打率2割8分1厘。ヘッドスライディングなど気迫むき出しの熱いハッスルプレーが光った。 ▽荒巻 21日の西武戦(東京D)で「8番・一塁」で本拠地初安打を放ち、7回の好機では3ボールから強振して空振りした後、雄たけび四球で出塁して増田陸の決勝3ランを呼んだ。 ▽岡田 与座対策で21日の西武戦に1軍昇格即スタメン先発出場。2点を追う7回、代わった甲斐野から左中間2点適時二塁打。 ▽グリフィン 3試合に先発して1勝0敗、防御率0・95とほぼ完璧な投球。 ▽西舘 1軍再昇格し、先発として初勝利を含む2勝と成長。リーグ戦再開後も先発ローテで回る予定。 ▽山崎 3登板で0勝1敗、防御率1・64。5日のロッテ戦(ZOZO)で9回1失点、12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で8回無失点と力投。 ▽大勢 5日のロッテ戦(ZOZO)こそサヨナラ押し出し死球で敗戦投手となったが、それ以降は7試合連続無失点と安定。 ▽マルティネス 5登板で4セーブ、5イニングで9奪三振。今季開幕から29試合連続無失点を継続中。
報知新聞社