水不足で風呂が休業 志免町で12日から「減圧給水」 筑後川水系3ダムの貯水率は11.2パーセント 福岡

福岡県は10日、渇水対策本部を設置しました。県内のダムは貯水率の低下が続き、水不足の深刻さが増しています。

福岡都市圏などに水を供給する筑後川水系の江川・寺内・小石原川の3つのダムの貯水量は、10日午前0時時点でおよそ544万立方メートルです。貯水率は11.2パーセントで、平年の6分の1程度まで落ち込んでいます。福岡県志免町の入浴施設では。■中村安里アナウンサー「こちらには入浴施設があるのですが、入り口には節水対策のため風呂休業中と書かれています。」隣接する宇美町から訪れたという人は。■訪れた人

「休業と書いてあったから、もう帰らないとね。」

町が管理する福祉施設の中にある浴場は、節水のため9日から営業を休止しています。■中村アナウンサー「通常であれば、多くの利用客でにぎわう大浴場です。きょうは浴槽にお湯は張られておらず、空っぽのままとなっています。」水不足を理由に休業するのは、2004年の開館以来初めてだということです。町の担当者は、再開の見通しは立たないと話します。■志免町 上下水道課・山川志保 係長「時期的にもなかなかまとまった雨が夏のようには降らないので、ダムの貯水率の回復も結構厳しい状況だと聞いています。現在のところ、はっきりとした(再開の)日にちなどは分からない状況です。」志免町では12日から順次、水道の圧力を弱めて蛇口から出る水の勢いを弱くし、水の使用量を抑制する「減圧給水」を始める予定です。こうした中、福岡県内では10日午後から、広い範囲で雨が降っています。11日朝までに予想される雨の量は、多い所で20ミリとなっています。

ただ、10日に渇水対策本部を設置した福岡県の担当者は「予想されている雨量では、水不足を解消するほどのものではない」と話していて、広く節水への協力を呼びかけています。

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