「プラダを着た悪魔」のモデルとなったヴォーグ誌編集長、退任へ
Rob Golum、Kenneth Hughes
- ヴォーグ誌はファッション業界のトレンドセッターとして知られる
米ファッション誌「ヴォーグ」のアナ・ウィンター編集長が事実上、退任する。同誌を発行するコンデナストが米国版の編集責任者となる新たなポストを設け、候補者を探しているとウィンター氏が明らかにした。
採用された人物はウィンター氏に代わり、ファッション業界のトレンドセッターとして知られる同誌の編集業務を日常的に担う。
ウィンター氏は、コンデナストの最高コンテンツ責任者およびヴォーグ誌のグローバル編集ディレクターとしての職務は続ける。
コンデナストが電子メールで配布した資料によれば、4年前の組織再編後にウィンター氏は職務範囲を広げた。日本や英国、フランスなどの市場ではすでにそれぞれの編集責任者が任命されている。
ウィンター氏は世界のトップデザイナーによるファッションショーの最前列に鋭い眼差しで座る姿で知られ、数十年にわたりファッション業界に影響力を持ち続けている。映画化された小説「プラダを着た悪魔」に登場する編集長キャラクターのモデルにもなった。
ウィンター氏の退任については、英紙タイムズが先に報じており、同氏が37年務めた米国版ヴォーグの編集長を退くと伝えていた。
原題:Anna Wintour Is Giving Up Her Daily Duties at Vogue Magazine (1) (抜粋)
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