《大麻所持で逮捕》バレーボール日本代表・佐藤駿一郎容疑者、“譲り受けた場にほかの選手もいた”と有名選手4人の名前を供述か スマホには選手同士の大麻に関するやり取りの形跡も

大麻所持で逮捕されたバレーボール日本代表・佐藤駿一郎容疑者

 代表選手が合宿中に違法薬物所持で逮捕されるという信じがたい事件。そんな非常事態にバレーボール界が揺れている。しかし、容疑者の供述をたどると、さらなる火種がくすぶっているようで──。

 きらびやかなライトが点滅し、時に「キュイン、キュイン」と鼓膜を刺激する高音が鳴り響く店内。所狭しと並べられた台を前にした客たちは、釘と釘との間を不規則な動きで流れ落ちていく直径1cmほどの銀の玉や、液晶画面を高速で回転するリールを血走った目で見つめている。

 そんなパチンコ店の狭い通路で、身長2mを超える大男が所在なげに行ったり来たりを繰り返していた。防犯カメラでその様子を確認していた警察官が「お捜し物はこちらですか」と黒いバッグを掲げて声をかけると、男の顔は一瞬にして強ばったという──。

 バレーボール日本代表で、代表チームの合宿に参加していた佐藤駿一郎容疑者(26才)が、麻薬取締法違反(所持)の容疑で警視庁に逮捕されたのは、5月28日のことだった。

「その3日前に代表に合流した佐藤容疑者は、逮捕の前日は宣材写真の撮影のみで練習はオフ。自由行動の時間を利用して、東京・北区のトレーニング施設から板橋区内のパチンコ店に"遠征"していました。 

 佐藤容疑者はバッグの中に乾燥大麻が入ったポーチを忍ばせていましたが、休日で気が抜けていた彼はバッグごと店内に置き忘れてしまったそうです。慌てた様子で佐藤容疑者が取りに戻ったときには、すでに店員が警察に通報した後でした。その場で警察官に職務質問され、翌日、逮捕となりました」(警察関係者)

 前代未聞の醜聞の当事者となった佐藤容疑者は、将来を嘱望される有望選手だったという。

「宮城県出身で地元の強豪・東北高校に進学。高校時代から長身のミドルブロッカーとして頭角を現し、世代別日本代表の常連となりました。東海大学卒業後は愛知県の実業団に進んだものの、飲酒して練習に遅刻するなど生活態度が問題視され、わずか1年あまりで退団。海外のチームでプレーした後、2025年から国内トップリーグのウルフドッグズ名古屋に所属していました」(スポーツジャーナリスト)

 当初、「大麻はアメリカで吸った」などと供述していた佐藤容疑者。しかし、海外での使用が免罪符になるわけではない。

「外務省のホームページでも《大麻(マリファナ)が合法な国であっても、日本で罪に問われることがあります》と警鐘を鳴らし、大麻には決して手を出さないように呼びかけています」(前出・警察関係者)

 さらに、現在はその供述が二転三転しているとも聞こえてくる。

「薬物は名古屋の飲食店で知人にもらったと話しているようで、海外で大麻を使用したという供述も怪しいもの。実際、供述は変遷しており、薬物は国内でも使用していたという趣旨の説明をし始めています」(前出・警察関係者)

スマホに残された大麻の話題

 この不祥事に大わらわなのが、日本バレーボール協会(JVA)だ。

「川合俊一会長の講演会謝礼に関する疑惑や有望選手の帰化手続きを巡る偽造文書問題など、このところ不祥事が続き、有力なスポンサー企業の離脱が報じられたばかりでした。協会のガバナンス体制を疑問視する声に押され、組織改革を進めていた矢先だけに、幹部たちも頭を抱えています。

 佐藤が逮捕された日は、奇しくも6月以降の国際大会に向けた代表のキックオフ会見が予定されていましたが、急きょ、釈明会見に変更されました。ただ、川合会長は体調不良もあり欠席。一部では『会見から逃亡した』などとささやかれました」(JVA関係者)

 翌日、川合会長は自身のSNSを更新し《アスリートとして、その前に一人の大人の人間として、今回のことはあるまじき行為であり断じて許すことはできません。どれだけたくさんの方々に迷惑が及ぶかという自覚のカケラも無い行動、本当に怒り心頭に発しています》と怒りの声を上げたが、対応が後手に回った印象は拭えない。

「そもそも、佐藤の素行不良については、実業団を退団した経緯を含めてバレー界では多くの人が耳にしていました。そうした選手を招集した協会の代表選考過程についても見直す必要があるかもしれません」(前出・JVA関係者)

 さらに、目下、協会が頭を悩ませているのが、チームメートに関する佐藤容疑者の供述だという。 

「佐藤は大麻を譲り受けた場には、ほかのバレーボール選手もいたという趣旨で、代表経験のある有名選手4人の名前を口にしたそうなのです。そこには、佐藤と仲のよいことで知られるトップ選手の名前もあったとか……。実際、警察関係者からは佐藤のスマホに選手同士で大麻を話題にやり取りしている形跡があったとも聞いています。

 佐藤の逮捕を受けて、代表選手とスタッフを対象に実施された所持品検査や尿検査では問題は見つかりませんでした。まさか代表選手の中に佐藤と一緒に大麻を使用している人物がいたとは思えませんが、彼の愚行を知りながら、見て見ぬふりをしていた選手がいるのではないかという疑念が浮上しているのです」(別のJVA関係者)

 佐藤容疑者の代表での言動に不審な点がなかったかや、チームメートを巡る供述についてJVAに尋ねると、概ねこう回答した。

「本人が薬物を所持していたことは報道のとおりです。自由時間に行動を共にしていた選手からの聞き取り調査は行っておりますが、(薬物の)入手先・入手方法および、調査の詳細については、現在、警察が捜査中のためコメントは差し控えさせていただきます。今後の捜査に全面的に協力し、今回の事案を踏まえ、協会としても管理体制を強化し、再発防止と信頼回復に努めてまいります」

 逮捕の約2週間前、SNSに《これから代表シーズンが始まります。精一杯頑張ります。また会いましょう!》と代表への思いを投稿していた佐藤容疑者。いまはただ、その言葉が虚しく響いている。

※女性セブン2026年6月18日号

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