【西武】広島に逆転負けで2位浮上ならず 髙橋光成7回2失点の粘投も実らず ウィンゲンターが炭谷の捕逸で勝ち越し許す 滝澤適時打
■プロ野球 交流戦 広島 3-2 西武(6日・マツダスタジアム) 西武は広島に逆転負けで2位浮上はならなかった。先発の髙橋光成は7回2失点の粘投も自身の交流戦連敗記録を止めることはできなかった。2-2の同点の8回にウィンゲンターが2死三塁から炭谷の捕逸で勝ち越しを許した。2回に相手の失策で先制、滝澤の適時打で2点をあげるも、リードを守れなかった。 スターティングメンバーには1番・西川、2番・滝澤、3番・外崎、4番・ネビン、5番・長谷川、6番・源田、7番・平沼、8番・炭谷、9番・髙橋光成が入った。昨日3番に入ったセデーニョはベンチスタート。平沼が2試合ぶりにスターティングメンバーに入った。 先発は髙橋光成。ここまで8試合に登板して、2勝3敗、防御率2.49。前回5月27日の楽天戦(前橋)では7回1失点のピッチングも、勝ち負けはつかなかった。交流戦では2019年6月14日のヤクルト戦(メットライフ)を最後に白星から遠ざかっており、2021年6月4日ヤクルト戦(神宮)から11連敗を喫している。 1回表、相手先発の森下から先頭の西川がセンターへのツーベースヒットを放ち、無死二塁のチャンスをつくる。滝澤は投犠打で1死三塁とする。しかし、外崎は三飛、ネビンは空振り三振に倒れ、得点はならなかった。 2回表、先頭の長谷川が四球で出塁する。源田は二ゴロで1死二塁のチャンスをつくる。平沼は右安打で1死一・三塁にチャンスを拡大する。炭谷は投犠打で2死二・三塁となる。髙橋光成はショートのエラーで出塁し、1点を先制する。2死一・三塁から西川は左飛に倒れ、追加点はならなかった。 2回裏、2死から6番・モンテロに中安打で出塁を許す。しかし、7番・佐々木は左飛に打ち取り、無失点に抑える。 3回表、1死から外崎がレフトへのツーベースヒットで出塁し、1死二塁のチャンスをつくる。続くネビンは左安打で1死二・三塁へとチャンスを拡大する。長谷川は四球で1死満塁とする。しかし、源田は二併打に倒れ、チャンスを生かせなかった。 4回表、先頭の平沼が四球を選ぶ。平沼は二盗を決め、無死二塁のチャンスをつくる。炭谷は中安打で無死一・三塁とする。続く髙橋光成は投犠打で1死二・三塁とする。西川は中飛に倒れる。その後、滝澤はセンターへのタイムリーヒットを放ち、1点を追加し、2-0とする。二塁ランナーでホームでアウトになる。 4回裏、先頭の2番・小園に左安打を許す。3番・ファビアンにも左安打を浴び、無死一・二塁のピンチを招く。4番・末包にはセンターへのタイムリーヒットを浴び、2-1と1点差に迫られる。末包のバットを折ったものの、バットがショートの源田の方向に飛んで行き、捕球ができず、安打となった。無死一・三塁から5番・坂倉はセンターへの犠飛で2-2の同点に追いつかれる。1死一塁からモンテロは中飛、末包の二盗は阻止する。 5回裏、8番・菊池に四球を与える。9番・森下は空振り三振に打ち取るも、1番・野間の打席に暴投で2死二塁のピンチを招く。野間には四球を与え、2死一・二塁となる。しかし、小園は右飛に打ち取り、ピンチをしのぐ。 6回裏、先頭のファビアンに左安打を許す。末包には左安打で無死一・二塁のピンチを招く。坂倉は中飛で1死一・三塁となる。モンテロには四球を与え、1死満塁となる。佐々木は遊ゴロ、菊池は中飛に打ち取り、無失点に抑える。 7回裏、2死から小園に右安打を許すも、ファビアンは空振り三振に打ち取る。髙橋光成はこの回で降板する。7回、104球、7被安打、2奪三振、3四死球、2失点のピッチングだった。 8回表、先頭の外崎が死球で出塁する。ネビンは中飛に倒れるも、長谷川は左安打を放ち、1死一・二塁のチャンスをつくる。源田は左飛、平沼は空振り三振に倒れる。 2番手はウィンゲンター。1死から坂倉に四球を与える。代走の羽月に二盗、三盗を立て続けに決められ、1死三塁のピンチを招く。モンテロは一邪飛に打ち取るも、佐々木の打席で暴投で1点を勝ち越され、2-3となる。