結果を残せ!角田裕毅にレッドブル残留の黄信号…ホーナー代表が警告「成長なければ来季はない」

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記事要約

・ホーナー代表、角田に「成長しなければ来季残留は難しい」と警告

・角田は「チームに良い影響を与える存在」と評価も、成績面で課題

・理想の将来候補にピアストリの名を挙げるも「契約は尊重」と発言

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■ホーナー代表、角田裕毅に警鐘「来季もレッドブルに残りたければ成長が必要」

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、角田裕毅が2026年も同チームに残留するためには、さらなる成長が必要だと語った。

■フェルスタッペンとの差に苦しむ現状

2025年シーズン、リアム・ローソンと角田がマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めているが、いずれもフェルスタッペンのような結果は残せておらず、チームとしてはすでにコンストラクターズ選手権でのタイトル争いが難しい状況だという。

「現実的に考えなければならない」とホーナーは独紙『Bild』に語った。「我々のマシンのうち、勝利を争えているのは1台だけだ。ただ、マックスにはドライバーズタイトルを獲得するチャンスがまだ十分にあるし、ユウキも最善を尽くして彼をサポートしている」

■ホンダとの関係と去就の不透明さ

ただしホーナーは、角田が2026年もフェルスタッペンのチームメイトを務めることを確約するには至っていない。角田はホンダとの関係が深く、ホンダは来季からアストンマーティンと提携することが決まっている。

「ユウキはチームにとって良い存在だ。彼はガレージ内でもしっかり貢献しているし、人柄も素晴らしい」とホーナーは評価する一方で、「だが、来年も候補として考えてほしいなら、さらなる成長を見せなければならない」とも述べた。

■「F1で最も過酷な役目」に挑む角田

またホーナーは、角田が「F1で最も過酷な役目」、すなわちマックス・フェルスタッペンのチームメイトという立場にあることも認めている。

「常に比較されるのは非常に厳しいことだ」とホーナーは語った。「F1で最も優れたドライバー、いや、もしかすると史上最高のドライバーと戦う心理的プレッシャーは計り知れない。それでもユウキはよくやっているし、安定してポイントを獲得している」

■ピアストリに対する評価と将来の可能性

なおホーナーは、Netflixの『Drive to Survive』シリーズの中で、将来のレッドブルの理想のドライバーとしてオスカー・ピアストリの名前を挙げていた件についても質問を受けた。

「オスカーは素晴らしいドライバーだ」とホーナーは笑顔で語った。「メンタルも強いし、若いながらも完成されたパッケージを持っている。将来が楽しみな逸材だ。ただ、彼はマクラーレンと長期契約を結んでいる。我々はその契約を尊重しているよ」

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