普通の自転車に後付け。簡単に取り付けられる電動化キット

Image: KICKSTARTER

オン/オフで倒れるギミックがイイ!

日本で電動アシスト自転車がポピュラーになって久しいですが、モーターなしの自転車がまだまだ多数派。アシストは欲しいけど、買い替えると高い⋯。と思っている方に朗報です。後付けで電アシ化ができるキットが存在するんです。

取り付けが簡単な電アシキット

Kamingo」はハンドルにコントローラー、ドリンクホルダーに充電池、後輪にモーターを取り付けるお手軽キット。着脱はカンタンで総重量はたったの2.3kgと持ち運びは楽チンですし、アプリから施錠することも可能。266Whのバッテリーは、フル充電と回生ブレーキ発電で90kmの距離を走ります。

Video: Kamingo | Powerful E-bike Converter/YouTube

可倒メカニズムがユニーク

最初のセットアップはたったの3分で、それぞれのパーツは数秒で着脱完了です。そしてオンでモーターが倒れて後輪をアシストし、オフで起き上がる可倒式のギミックがカッコ良いですね。SFロボなどが好きなら刺さるポイントです。

使用するなら泥除けがないクロスバイク、MTB、グラベル、ロード、折りたたみ自転車あたりと相性が良いかと思います。

確かな技術力を持つ開発者

モーターは750Wでパワフル。最高時速は米国仕様だと32kmと速い上、漕がずにスロットルでも走れるため、残念ながら日本の公道は走れません。ただEU仕様だと25kmに制限できたりして、各国の仕様に合わせられるのでは? と思います。だって開発者はHuaweiとBYDの元エンジニアですからね。

Image: KICKSTARTER

ほかには車体が45度以上傾くと安全のため自動停止したり、小石や小枝が挟まると警告を出し、IP66防水で雨でも壊れにくい。動作音は56dB以下でとても静かと工夫がいろいろです。

しかし自転車人口が多い日本で使えるキットはなんで増えないんでしょう? ひとつ欲しいんですけどね。

「Kamingo」は現在、クラウド・ファンディングで出資金を募っています。頓挫や延期の可能性もあるので、もし出資する際はご注意ください。

Source: YouTube, Instagram, KICKSTARTER via YANKO DESIGN

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