次回FOMC、「明日開催なら利下げに反対」-クリーブランド連銀総裁
Jonnelle Marte
- ハマック総裁「インフレは高過ぎる、上昇基調にある」
- 労働市場の懸念を認めつつ、バランス考慮でインフレ引き下げ重視
米クリーブランド連銀のハマック総裁は連邦公開市場委員会(FOMC)が明日22日に開催されると仮定して、自身は利下げを支持しないだろうと述べた。
「米国のインフレは高過ぎる上、過去1年を通じて上昇基調にある」とハマック総裁は21日、ワイオミング州ジャクソンホールでヤフー・ファイナンスのインタビューに答えた。「もし政策会合が明日開催されるとして、現時点の情報に基づけば、利下げの論拠は見当たらない」と述べた。
労働市場に関する懸念があることは認めたが、失業率は依然として、自身が最大雇用とみる水準に近いとハマック総裁は指摘した。
「バランスを考えると、インフレを目標水準に下げるために、適度に引き締め的な政策スタンスを維持することが重要だと考えている」と述べた。
各国・地域の中央銀行総裁が一堂に会するジャクソンホール会合はこの日開幕。注目のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長講演は22日に予定されており、投資家は9月FOMCに関するヒントを探ろうとしている。
次回FOMCは9月16ー17日に開催される。
原題:Fed’s Hammack Says She Wouldn’t Cut If Meeting Were Tomorrow(抜粋)
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