米、世界のエネルギー供給への影響監視 イスラエル・イラン紛争
ライト米エネルギー長官は13日、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)と協力し、中東情勢と世界のエネルギー供給への潜在的な影響を監視していると述べた。5月撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[ワシントン 13日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は13日、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)と協力し、中東情勢と世界のエネルギー供給への潜在的な影響を監視していると述べた。
イスラエルは13日未明、イランの核関連施設や弾道ミサイル工場、軍司令官を標的とした大規模な先制攻撃を実施。イランは同日夜、イスラエルに対する報復攻撃を開始した。米国時間の原油先物は急騰、7%高で取引を終えた。 もっと見る
ライト氏はXに、トランプ大統領による石油・ガス産出量の最大化政策が米のエネルギー安全保障を高めていると投稿した。
アナリストによると、イランの石油・ガス田は標的になっていないという。
クリアビュー・エナジー・パートナーズは、夏のピークのドライブシーズンに当たる今後数日間に米ガソリン価格がガロン当たり約20セント上昇する可能性があると指摘。「トランプ氏にとって経済的圧力と政治的逆風となり」、戦略石油備蓄(SPR)を活用する可能性があるとした。
米エネルギー省は、現在4億0210万バレル規模で世界最大の米の戦略石油備蓄を利用する可能性についての質問にこれまでのところ回答していない。
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