北村匠海、謎の大学生役で『ちょっとだけエスパー』出演 大泉洋とのドラマ初共演に歓喜

 10月21日よりテレビ朝日系で放送がスタートする大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』に北村匠海が出演することが決定した。

 本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う、完全オリジナルのSFラブロマンス。テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる大泉が、会社をクビになり、家族も、貯金も、何もかもを失った“どん底サラリーマン”の主人公・文太を演じる。また、大泉演じる主人公・文太の謎多き妻・四季役で宮﨑あおい、文太のエスパー仲間役でディーン・フジオカが出演する。

 脚本を手がけるのは、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、『MIU404』(2020年/TBS系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)、映画『ラストマイル』(2024年)などの野木亜紀子。テレビ朝日の連続ドラマで脚本を手がけるのは、本作が初となる。

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で柳井嵩を演じている北村。朝ドラ後、初のドラマ出演となる本作で演じるのは、文太ら“ちょっとだけエスパー”たちに急接近する謎多き大学生・市松だ。

 「『水曜どうでしょう』が大好きで、どれだけあの日常感に救われたことか…。ある意味、大泉さんは僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方」と語る北村が、憧れの大泉と念願のドラマ初共演。撮影初日から「2人でいろんな話をして、おなかがよじれるほど笑いました。今では“オモロイおじさん”という印象です(笑)」と、早くも距離が縮まっている様子。しかし、そんな楽しい雰囲気とは打って変わって、ドラマ本編で北村が演じるのは謎多き大学生・市松。どうやら「たこやき研究会」に所属しているらしい。市松は文太らエスパーたちに接近していくことになり……。

 市松というキャラクターについては、まだ隠された情報が多すぎる段階ではあるものの「ずっと“つかめない普通さ”があるといいなと思っています」とコメント。「ある意味で、作品を引き締める立場でもありながら、ずっと漂っているような役だとも思います」と語っている。

 大泉、宮﨑、ディーン、北村に続く新キャスト2名は、9月23日に発表される。“ちょっとだけ”ヒントとして、大泉は「まず、1人目の方とは本当に久しぶりの共演でございます。そして私は、この方を母親だと思っているようなところもあるといいますかね。印象としては“ママ”というよりは“母上”という感じでしょうか」とコメント。続けて「そして、2人目の方も久しぶりの共演でございます。いま、脂がノリにノッてらっしゃる感じですね。以前から面白い役者さんだなと思っていましたが…平たく言うと“売れたな”という感じです(笑)」と語っている。

北村匠海(市松役)コメント

本作の出演オファーを受けた際の気持ち

『にじいろカルテ』『星降る夜に』でご一緒したプロデューサーの方からお話しをいただいて、すごく“らしいな”というところからスタートしました。そして僕がすごく大好きな役者・大泉さんが主演! 僕は『水曜どうでしょう』が大好きで、どれだけあの日常感に救われたことか…。ある意味、大泉さんは僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方なんです。年末の大型音楽番組で司会をなさった時に初めてお会いして「ファンです」とお伝えしたくらいなので、今回ドラマで再会できるという喜びが大きかったです。そして、連続テレビ小説『あんぱん』で1年間という長い撮影を終えた次の作品だったので、いい意味で肩の力を抜けるチームに参加したいなという気持ちもありました。

脚本を読んだ感想

読み進めていくと、“SFバトルアクションもの”とも言える内容なんですが、そこにはずっと何か“普通じゃなさ”が漂っていて…。この作品を見た人が、ちょっとだけ平和な日常を感じられるのではないかと思える優しさや温かさがすごく詰まっている物語です。読んでいて面白いのはもちろんなんですが、すごく大きな船に乗ったような気持ちになりました。

市松はどんなキャラクターか

まだ言えないことばかりなんですが……ある意味、本当に普通の大学生です(笑)ただ、別の角度から見ると変すぎる! それが絶妙なキャラクターです。 このドラマは個性豊かな人たちが集まっているので、その中で市松というキャラクターには、ずっと“つかめない普通さ”があるといいなと思っています。ある意味で、作品を引き締める立場でもありながら、ずっと漂っているような役だとも思います。

大ファンだという大泉洋との共演について

初日から2人でいろんな話をして、おなかがよじれるほど笑いました。今では“オモロイおじさん”という印象です(笑)。基本的には「(水曜)どうでしょう」の話をずっとしているんですが、たくさんお話をさせていただいて、楽しいスタートが切れました! クランクインの日、撮影に入る前に「市松役の北村匠海さんです!」と紹介された瞬間、大泉さんがジッと僕を見ていて、「これは試されているな…?」と感じました(笑)。何かを欲しているとはわかったんですが、すぐに応えることができなくて…のちほど「数カ月でものにします!」とお伝えしました(笑)。

たくさん登場する個性豊かなキャラクターの中で一番気になっているのは?

個性が爆発している桜介です。ディーンさん自身も個性と自分の世界をお持ちなんですが、それを押しつけるわけではなく、気づけばディーンさんの世界に勝手にお邪魔している感じなんですよね。前にドラマでご一緒したとき、急に「匠海くん、ちょっとミット打ちしようよ」と言われたんです。そしたら車からミットとグローブが出てきて、本番が始まる直前まで汗をかかされました(笑)。今回、そんなディーンさんがさらに個性を増幅させたようなキャラクターで…すごく面白いと思います。

自身にとってヒーローといえる存在

僕はいろんなジャンルがありますが、各ジャンルにヒーローがいます。いろんなヒーローが増えすぎて絞りきれないんですが、始まりはジョン・レノンさんだった気がします。曲ももちろんなんですが、“存在”としてずっと憧れていました。そしてOasisさん、RADWIMPSさん、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTさん、チバユウスケさん…僕には音楽のヒーローがいっぱいいます。役者だと僕、チャウ・シンチーさんが好きで、一番数を重ねて見た映画が『少林サッカー』(2001年)なんです。なぜか回数で言うとダントツで見ていますね。

もしエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいか

完璧な火加減を手に入れることができるエスパーがいいです。料理するときにミリも違わない、これがベストだという火加減を常に叩き出せるエスパー。僕は普段、結構料理をするんですが、成功もあれば失敗もある。失敗もまた良しなんですが、できれば火加減だけは間違えたくないんですよね。

放送を楽しみにしている視聴者へメッセージ

作品が始まる前に制作チームからいただいた言葉なのですが、“世の中のヒーローは強すぎる”。でもこのドラマに出てくるのは、ちょっとだけのエスパー。見てくださる皆さんの日常がちょっとだけ平和になればいいなという思いを込めて、楽しみながらこのドラマをお届けしたいと思います。 僕が演じる市松は謎の多い人物ではありますが、これから先、この世界と携わって日々を重ねていくことがすごく楽しみです。温かく、見応えがあって“漠然とこれを見られている僕らって平和なのかもしれない”と感じることができるドラマなのかなと思います。ぜひとも皆さん、楽しみに待っていてください。

■放送情報 『ちょっとだけエスパー』 テレビ朝日系にて、10月21日(火)スタート 毎週火曜21:00~21:54放送 出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ 脚本:野木亜紀子 監督:村尾嘉昭(TBSスパークル)、山内大典(共同テレビ) エグゼクティブプロデューサー):三輪祐見子(テレビ朝日) プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ) 音楽:髙見優、信澤宣明 制作協力:角川大映スタジオ 制作著作:テレビ朝日 ©︎テレビ朝日 公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/chottodake_esper/ 公式X(旧Twitter):https://x.com/chottodakeesper/ 公式Instagram:https://www.instagram.com/chottodake_esper/

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