9月FOMCの方針は未定、インフレと雇用リスクは均衡=ボストン連銀総裁
ボストン地区連銀のコリンズ総裁は22日、最大雇用と物価安定に対するリスクが「およそ均衡している」ことから、米連邦準備理事会(FRB)の政策担当者らが9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で何を行うかは「決まっているわけではない」と述べた。写真は2023年8月、ワイオミング州ジャクソンホールで撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)
[22日 ロイター] - ボストン地区連銀のコリンズ総裁は22日、最大雇用と物価安定に対するリスクが「およそ均衡している」ことから、米連邦準備理事会(FRB)の政策担当者らが9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で何を行うかは「決まっているわけではない」と述べた。
米ワイオミング州で開かれている年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で、ブルームバーグテレビのインタビューに応じた。
コリンズ氏は「次回会合で何をするかはまだ決まっていないが、さまざまな可能性が検討されており、それまでにさらに多くのデータが得られるだろう」と述べた。ただ、「決定を下す前に、全ての不確実性が解消されるのを待つことはできない」とも語った。
米経済全体のファンダメンタルズは比較的堅調としながらも、下振れリスクの推移に注目するとの考えを表明。一方、インフレ期待の上昇はそれほど心配していないが、関税がインフレに与える、より大きく、より持続的な影響を排除しないとも述べた。
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