小池徹平が『DOPE』で描かれた“最期”を振り返る 髙橋海人の印象は「かわいらしい方」
King & Princeの髙橋海人と中村倫也がW主演を務めるTBS金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』に出演する小池徹平のインタビューコメントが公開された。
本作は、木崎ちあきが手掛けた同名小説を原作に、謎に包まれた新型ドラッグ“DOPE”が蔓延している近未来の日本で、正反対のバディがDOPEによって巻き起こる不可解な事件の解決に挑んでいく麻取アクションエンターテインメント。
才木を髙橋、陣内を中村が演じるほか、新木優子、三浦誠己、豊田裕大、久間田琳加、真飛聖、佐野和真、蒼戸虹子、井浦新が出演する。
小池が演じたのは、陣内(中村倫也)を支えてきた捜査一課・巡査部長の戸倉俊仁。第7話で戸倉が香織の死のきっかけとなる“五億円盗難事件”に関与しており、さらには直接香織を手にかけていたことが明らかとなった。
小池は第7話で描かれた戸倉の過去について、「娘を救いたいという一心で正義を踏み外してしまう。その背景にある“家族への思い”をどう受け取ってもらえるかが、大きなポイントだと思います」と語った。
欲しい異能力については、「無限の体力! 寝なくても大丈夫とか、ずっと元気でいられるような異能力が欲しいです(笑)」と笑い混じりに回答。
最後に、「異能力アクションが派手で見応えある一方で、登場人物の悩みや家族との関係、正義とは何かを問いかけてくる人間ドラマとしても深みがある作品です」と本作の魅力を語った。
小池徹平(戸倉俊仁役)コメント
脚本を読んだ印象
僕が演じる戸倉は、捜査一課の刑事として家族思いで仕事熱心、陣内のことも同期で親友という、すごく大事なポジションを担ってきました。戸倉にとってすごく大きな存在となっている娘。そんな娘を守ることが彼の正義で、全てなんです。だからこそ、自分の行為を正当化してしまうというか、悪いことも「これが正しい」と思い込んでしまうところがあったのだと思います。 香織を殺してしまったという事実があったとしても、それでも娘を救うためだった...というところに、ある意味“異常”な愛がある。そこがすごく切なくて、かわいそうな人物だなと思いました。そういうブレない思いをどう演じるか、プロデューサーの長谷川(晴彦)さんとも相談しながら、戸倉を作っていきました。
戸倉のDOPE に対する思い
特捜課のメンバーは先天的に異能力を持っているんですよね。彼らが正義のために戦っているのを見て、捜査一課としての意地もありつつ、頼らざるを得ない現実も受け入れている。彼自身は異能力を持つ苦しみも知っていただろうから、異能力を持つことを自ら望んでいたわけではないと思うんです。
中村倫也について
がっつり芝居で絡むのは初めてでした。共通の知り合いを介して会ったことはあったけれど、きちんと話す機会はなかったので、「ようやくだね」と話をしました(笑)。良いタイミングでご一緒できたなと思います。
中村倫也との会話
戸倉も実はドーパーだった、という流れがあるので、「いつ飲むんだろう?」とずっと考えていたんです。僕は後天的に異能力を得た設定なので、飲むと死亡率が高い中で、娘のために飲む決断をするのは、どれだけ切羽詰まっていたかが分かります。 その中で倫也くんとは撮影現場で、娘が病気という状況で「ヒーリング(治癒)という異能力に頼りたくなるのも分かる」、「きっと戸倉はジウ(井浦新)にその異能力が得ることができると、そそのかされたんだろうね」みたいな役についての話をしつつも、世間話もよくしていました。
髙橋海人の印象
ふわっとしていて、かわいらしい方ですよね。僕はその姿をニコニコしながら見ていますし、朝は眠そうにしていることもあるので「頑張れー!」と影ながら応援しています(笑)。以前、(永瀬)廉くんと共演したことがあったので話をしたら、「この前、廉と徹平さんの話しましたよ」と言われて、すごくうれしかったです。
欲しい異能力
無限の体力! 寝なくても大丈夫とか、ずっと元気でいられるような異能力が欲しいです(笑)。異能力って便利そうですが、大変そうじゃないですか。目が良すぎても頭が痛くなりそうだし、力が強すぎるのは気を使って生活しなくてはいけないだろうし、火や電気が出るのも制御が大変そうだなと。瞬間移動もいいですが、目的の場所までの移動時間が楽しかったりするじゃないですか。どこかへ出かける時に家族や仲間内に「先に行っているね」と言うのは嫌ですし、空を飛べたとしても、上空は寒いですから、着込まなくてはいけない。それなら、いつも元気というのが最高かなと思いました。
第7話について
戸倉は、陣内の元同期で付き合いも長く、過去に起こった“五億円盗難事件”をきっかけに変わってしまった彼のことを、ずっと気にかけている人物です。実直で義理堅く、誰に対しても分け隔てなく接することができるので、捜査一課だけでなく他の課からの信頼も厚い。そういう戸倉が、娘を救いたいという一心で正義を踏み外してしまう。その背景にある“家族への思い”をどう受け取ってもらえるかが、大きなポイントだと思います。そんな戸倉の決断や最期の裏にあった苦悩や覚悟にも注目して、今一度ストーリーを見てもらえるとうれしいです。
本作の魅力
異能力アクションが派手で見応えある一方で、登場人物の悩みや家族との関係、正義とは何かを問いかけてくる人間ドラマとしても深みがある作品です。DOPE というドラッグが出回る世界で、それぞれがどんな正義を掲げて生きるのか。その描き方が本当に丁寧で、僕自身読んでいて面白いと思いました。ぜひ最後まで目を離さずに見ていただきたいです。
■放送情報 金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』 TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送 出演:髙橋海人、中村倫也、新木優子、三浦誠己、豊田裕大、久間田琳加、忍成修吾、入山法子、佐野和真、蒼戸虹子、小池徹平、真飛聖、伊藤淳史、井浦新 原作:木崎ちあき『DOPE 麻薬取締部特捜課』シリーズ(角川文庫/KADOKAWA刊) 脚本:田中眞一 演出:鈴木浩介ほか プロデュース:長谷川晴彦、佐藤敦司 音楽:内澤祟仁 主題歌:Uru「Never ends」(ソニー・ミュージックレーベルズ) 編成 :杉田彩佳、松本友香 製作:TBSスパークル、TBS ©︎TBS 公式サイト:https://www.tbs.co.jp/DOPE_tbs/ 公式X(旧Twitter):@dope_tbs
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