【タイプロ】最終審査MC・櫻井翔がtimeleszと候補生へ寄せたメッセージ「ずっと仲間でいることはできるから、大切にしてほしい」
RUNのパフォーマンスが終わると、櫻井は「timelesz三人へのエールをお願いしますというお時間をいただいているんですけども、言うことを忘れちゃうと嫌なので昨日の夜書いてきたものを読んでもいいですか? ちょっとお時間いただきます」と手紙を取り出し読み上げた。
改めて、皆さんお疲れ様でした。 まず三人へなんですけど、聡ちゃんがこんなに優しい言葉を持っているのか、 勝利がこんなに強いことを思っているのか、風磨がこんなに俯瞰した言葉をかけられるのかっていうことに本当に驚きました。聡ちゃんの優しい言葉には、きっと自分への厳しさっていうのが中にある人なんだなと感じました。勝利の強い言葉には、弱い自分に向き合い続けてきたその足跡みたいなものを感じました。風磨に関しては、一貫してみんなを引っ張ってきたっていう、 その自負を感じました。人の痛みと苦しみと、 あと努力の尊さっていうのを、本当に知っている素敵な三人だなと改めて気付かされました。まずは、お疲れさまでした。
特に(オーディションの)前半なんだけど、仲間探しっていうより、僕には伴侶探しに見えておりまして、ずっと白馬に乗った王子様を求め続けてる三人。「こんな子すてきだな、こんな人メンバーになってくれたらいいな」と思う。でも、「あれ? なんか違う。なんだよ、違うじゃねえか」ってちょっと怒る。ちょっと距離をとってみる。でも本番のパフォーマンスを見ると「あ、素敵」なんかそんなね、とにかく自分たちがどんな人と一緒にいたいか、っていうのを突き詰めて、人生のパートナーを探してる時間なんだなと思いながら見てました。 ただ難しいのが、みんな痛感してるかと思うけど、これは日本一踊りが上手い人集めましょうとか、日本一歌が上手い人を集めましょうっていうことじゃないから、どこまで行ってもみんなの仲間探しっていうところが難しかったと思う。特に候補生のみんなは。(ここでステージと客席の候補生へ目を配る) これだけ踊りを努力して、これだけ歌う努力をして、それでもハマらないという、もどかしいところがある日もあったんじゃないのかなと思う。その日々をみんな乗り越えてきて頑張ってきた時間は、僕もすごく胸が打たれるものがありました。改めて、候補生の皆さんもお疲れさまでした。
ただ、これからは三人と候補生という関係ではなくなってくるから。新メンバーになりたいという思いで今日の今日までやってきたと思うけど、これからはもう、メンバー、運命共同体としてやっていくから。だって菊池は、売れたいと思っているんだから。その思いを足並みにそろえて、一緒にみんなでやっていってもらいたいなって思う。
だけど、グループでやっているから、ちょっとね、本当にちっちゃいこと。なんか、ちょっとムカつくなとか、ちょっとイラつくなとか、あっちで俺が言ったコメントなのに、あっちで自分の言葉で言ってる、え?なんだろうな、みたいな。そんなちっちゃいことなんだけど、そんなことの積み重ねで、なんか気持ちが内に向いちゃうことがあると思う。なんだけど、結局みんな、timeleszです。みんなが闘っていく相手っていうのは、中じゃなくて外だから。とにかく中の仲間の絆を強く強く強くして、外と闘っていってほしい。目黒(蓮)も言っていたように、あくまで(我々は)仲間だけど、どこまで行ってもぶち倒してやるってくらいの思いを持って、それこそ僕らにだって、かかってきてほしいなと思っている。
ただ、その時に対策してもらえたらなと思っているのは、何か他の人を下げて、自分をあげるようなことはしてほしくないと思っている。誰かのことをバカにして、自分がちょっとよく見えるとか、誰かのことを下に見て、自分がちょっと上がった気になるとか、そんなことじゃなくて、とにかく圧倒的な方になってもらいたいという風に感じています。
もうちょっとで終わります(笑)。 正直、候補生のみんなの立ち場は難しいところもあるかと思う。 時に、timeleszのファンの皆さんが厳しい時もあるかもしれない。だけど、そんな中で忘れてほしくないのは、今いるジュニアの小さい子もみんなにとっては先輩になっていくっていうことだから、そういったリスペクトも忘れないでいてほしいなと思うし、何かあったら、僕を含むたくさんの先輩方がいるから、ちっちゃなことでも何でもいいから相談してもらえたらと思う。それは我々の一番強いところだと思ってるけど、ファミリーだから。何でも頼ってほしいなと思ってます。
最後に、これはどこを見て言ったらいいかわからないけど…(ステージと客席の間を見ながら) もし、今日縁がなかった人がいたとした場合ね、もう本当に言葉はないと思ってます。5次のメンバーの涙、NOSUKE先生の涙、もうあの涙以上の言葉なんてないから、特にかける言葉はないんだけれども、僕自身も同じ経験をしているところはあります。僕でいうと、ジュニアで4年間活動してたんだけど、やっぱり僕がデビューするときに、どうしても離れてしまう仲間たちもいた。だからすぐにね、この後またみんなでずっと仲良くってのは、もしかしたら難しいときもあるかもしれない。だけど、ずっと仲間でいるということはできるから、そんなことは大切にしてほしいなと思う。具体的に言うと、僕もいまだに連絡を取っている仲間は何人もいるんだけれども、四国で国家資格を取って頑張っているやつもいれば、北関東の方で営業をやって頑張っているやつもいる。そういった仲間たちと連絡を取っている中の日々のエールっていうのが自分たちのエールになってくるから。エールなんてものは何もステージ上から、みんなに届けるものじゃなくて、あの時の仲間の日々の日常が、自分たちのエールになると思うので。どうか、もし今日縁がなかったとしても、そんな日々のエールをtimeleszのみんなに送ってもらいたいと思っています。なぜなら、timeleszはみんなにエールを送り続けるから。
以上、櫻井翔でした。