FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2025年12月26日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年12月26日7時50分執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼25日(木)の為替相場 (1):植田日銀総裁講演

▼25日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:様子見ムード/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

25日(木)の為替相場

期間:25日(木)午前7時10分~25日(木)午後3時00分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):植田日銀総裁講演

日銀の植田総裁は「現在の実質金利は、極めて低い水準にある」「基調物価は緩やかな上昇傾向にあり、2%に着実に近づいている」「企業の積極的な賃金設定行動が途切れる可能性は低い」などとした上で、「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」との見解を改めて示した。ただ、発言内容に目新しさはなく、市場の反応は限定的だった。

25日(木)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:様子見ムード

昨日のドル/円は155円台後半で小動き。クリスマスで日本と中国を除く多くの主要国が休場だったことで、様子見ムードが強かった。 本日もオセアニアやユーロ圏、英国などは休日となっている。米国は祝日でこそないが、クリスマス明けの金曜日ということもあり、市場参加者は通常よりも少なく様子見ムードが強くなりそうだ。本日は高市政権が26年度予算案を閣議決定する予定で新規国債発行額は25年度から1兆円ほど増額される29.6兆円程度となる見通しだ。すでに一部で報じられていることもあり、大きな影響を与えることはないだろうがドル/円を下支えする要因となるだろう。一方で、このところ連日のように政府高官による円安けん制が発せられているため、政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強く上値を抑えられる公算が大きい。ドル/円は155円台後半から156円台前半を中心とした値動きとなりそうだ。

注目の経済指標:中国貿易収支

特になし

注目のイベント:FRB高官発言

特になし

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト 中村 勉(なかむら・つとむ) 米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。

経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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