米ホーム・デポ、 商品価格据え置く方針 2ー4月期売上高予想上回る

米ホームセンター大手ホーム・デポが20日発表した第1・ 四半期(2ー4月期)決算の純売上高は398億6000万ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想393億1000万ドルを上回った。2月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)

[20日 ロイター] - 米ホームセンター大手ホーム・デポ(HD.N), opens new tabが20日発表した第1・ 四半期(2ー4月期)決算の純売上高は398億6000万ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想393億1000万ドルを上回った。

既存店売上高は前年同期比0.3%減。アナリスト予想は0.15%減だった。春のシーズンに備えた小規模な住宅修繕用の工具需要や請負業者などからの需要が支えた一方、消費者マインドが落ち込む中で住宅リフォームの延期などが響いた。

リチャード・マクファイル最高財務責任者(CFO)は声明で調達元の地域の分散化を加速させる方針を明らかにした上で、「全般的に現行の価格水準を維持する意向だ」と述べた。米小売業大手ウォルマート(WMT.N), opens new tabは先週、関税措置を背景に、商品の値上げを示唆。これを受けて、トランプ米大統領は輸入品に対する関税を小売価格に転嫁するのではなく、事業者が負担すべきだと主張していた。

調整後1株当たり利益は3.56ドルで、予想の3.60ドルを下回った。

通年(25年2月─26年1月)の売上高見通しは前期比2.8%増と据え置いた。

ホーム・デポは北米以外からの商品調達比率を全体の半分未満に抑えている。近年は中国への依存度を低下させている。

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