まさかのガナッチ本人登場に「EVO Japan」でもREV IT UP! 新キャラクター「アンディ・ボガード」試遊 & SNKブースフォトレポ
2025年5月9日から11日にかけて「EVO Japan 2025」が開催されました。
こちらのイベントは最も有名な対戦格闘ゲームのeスポーツ大会のひとつ「Evolution Championship Series」の国内版です。日本各地から猛者たちが集い、さまざまなタイトルで鎬を削るのです。
今回は本大会のSNKブースにお邪魔させていただき『餓狼伝説 City of the Wolves』の新キャラクター「アンディ・ボガード」の試遊と、ブースの外観及びメインステージの模様をお届けします。
骨法と不知火流忍法の合わせ技! もうひとりのボガードが放つ斬影拳
初代『餓狼伝説』から登場し、テリー・ボガードとともに大活躍したアンディ・ボガードが、最新作『餓狼伝説 City of the Wolves』にDLCキャラクターとして参戦します。
不知火舞の同門にして恋人であり、好きな物・納豆スパゲティ、嫌いな物・犬という属性モリモリのプロフィールですが、キャラクター性能は至ってシンプルであり、初めてでも手に馴染む作りをしていました。
まずは飛翔拳。こちらはいわゆる飛び道具でして、空中でも発動可能です。弱強で長さは変わりますが、端までは届きませんでした。
続いて、彼の代名詞である斬影拳。素早く肘打ちを見舞う突進技であり、派生技に繋げることでダウンを奪うことができます。この技はブレーキングに対応しているので、コンボパーツとしても機能しそうですね。
続いて昇龍弾。こちらはいわゆる対空技です。もちろん、ブレーキングに対応しています。
空破弾はきりもみ回転しながらぶつかる必殺技で、面白い軌道を描きます。北斗丸も使える技ですね。こちらもブレーキングに対応しています。
筆者が猛威を振るうだろうと思った技が真・幻影不知火。ふわりと飛び上がり、そこから急降下攻撃や、着地下段、めくり攻撃など多様に変化する忍術です。REVアーツとして使用すると距離が伸びるため、ここぞというときの奇襲に使えるでしょう。
最後に、ヒドゥンギアの絶頭蓋鳴(ぜっとうがいならし)ですが、こちらは連撃を叩き込む大技です。ただひたすらにかっこいいので、ぜひ一度は実機で見てみてほしいですね。
タメ技が消え、すべてコマンド技に刷新されたアンディ。ハイスタンダードなキャラクターとして使いやすく、初心者でも問題なく楽しめることでしょう。
まさかのスペシャルゲスト登場! SNKブース&メインステージレポート
ここからはSNKのブースの模様をお届けします。
ブースでは主に「アンディ・ボガード先行試遊会」と「連戦チャレンジ」が行われていました。どちらもお客さんが途切れることなく、新作の人気ぶりが窺えました。
来場者全員に膨らませて飾れるバルーンを配っていたので、筆者もひとついただきました。また、Xへ写真を投稿することでクリアファイルもいただけるとのことです。
そして、連戦チャレンジでは、2連勝したプレイヤーにオリジナルTシャツも配られていました。これは太っ腹!
さて、20時からは『餓狼伝説 City of the Wolves』の大会がメインステージにて行われるので、そちらに視線を奪われました。
メインステージにはコスプレイヤーのえなこが双葉ほたるに、AKIがテリー・ボガードに扮して登場。ほたるは可愛く、テリーはいかつく仕上がっています!(敬称略)
そしてそして、なんと……まさかまさかのスペシャルゲスト……世界的なDJにしてプレイアブルキャラクターのサルバトーレ・ガナッチが現れました!
コメントを求められ「勝ちたいならサルバトーレを選んだほうがいいです」というアドバイスを言い放ったガナッチ。二次元と三次元を行き来する自由さにクラクラしてきます。
(最後は勝手に帰っていったのも含めて)あまりに立ち振る舞いが面白すぎました……。
さてさて、ついに決勝トーナメントが始まります。CAG OSAKA所属のストリートファイターリーガー・フェンリっち、中国最強クラスのプロゲーマー・xiaohai、同じくリーガーにしてGLOE所属・ネモ、よしもとゲーミング所属・kubo、台湾のKOF勢・ZJZ、REJECTの餓狼伝説部門所属・スコアの六名が壇上に上がりました。
まずはルーザーズから。プロゲーマーとしての初陣となったスコアと、台湾の強豪ZJZが激突。北斗丸同キャラ戦を制したのはスコアでした。
続いてネモとkuboの日本人同士が戦います。ネモのビリー・カーンが爆速ステップと大火力でもってkuboの北斗丸を下しました。
そしてネモとスコアが戦います。スピーディーな展開を制し、ルーザーズファイナルへ駒を進めたのはネモでした。相手のS.P.Gゾーンを吹き飛ばす判断が完璧です!
続いてウィナーズファイナル……フェンリっちとxiaohaiが当たります。フェンリっちはやはり設置技が使えるカインを選び、xiaohaiはほたるを選んでいます。序盤こそコンボミスが目立つものの、徐々にゲームを掌握し、最後は削りKOでxiaohaiがフェンリっちを下しました。xiaohaiがグランドファイナルへ進みます。
さて、トーナメントはルーザーズファイナルへ。フェンリっちのカインと、ネモのビリー・カーンがぶつかります。フェンリっちが怒涛の固めを見せ、まさかの3-0という結果に。ラストはカインのヒドゥンギア、ヒムリッシュ・エーデルスタインで魅せ、会場を沸かせました。
そしてついにグランドファイナル……! フェンリっちがxiaohaiに再び食らいつきます! さあ新生餓狼伝説、最初の大型大会を制覇するのはどちらになるのか!? 大注目の一戦です!
ここぞという読み合いに勝つ長年のSNKゲーマーxiaohaiに、『BLAZBLUE』で培った正確無比なコンボで追いつくフェンリっち。熱い攻防が続きます。
しかし、最後はxiaohaiが確定反撃を見逃さず、きっちりと勝利をもぎ取りました。xiaohai選手、おめでとうございます!
アンディの試遊に、ガナッチの登場、そして『餓狼伝説』最新作の大型大会と、どれもこれも楽しいイベントでした。