「狂い咲きサンダーロード」公開45周年を記念して復活上映、仁のソフビ限定販売も(動画あり / コメントあり)
石井岳龍監督作「狂い咲きサンダーロード」が、公開から45周年を記念して8月22日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次上映される。
同作は、当時「石井聰亙」の名で1980年に日本大学藝術学部映画学科の卒業制作として石井が発表したバイオレンス映画。暴走族“魔墓呂死”の特攻隊長・仁は、「市民に愛される暴走族」を目指す同輩や自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗する。戦いの末に右手を失い、どん底に落ちてなお抗い続ける彼は、バトルスーツに身を包み、幻の街サンダーロードで最後の決戦に挑むのだった。山田辰夫が仁を演じた。
今回はオリジナル16mmネガからリマスターされた“オリジナルネガ・リマスター版”での上映となる。これは2016年に石井と撮影の笠松則通が全面的に監修し制作されたものだ。また今回の上映にあたり、テロファクトリー、ハードコアチョコレート、スパイダーウェブ、Go to Motoといったブランドとのタイアップが続々と決定。仁のソフビフィギュアやTシャツ、ステッカー、キャップなどが一部を除く上映劇場で限定販売される。
今回の発表に際し、石井は「この映画は、やはり、映画館のスクリーン×映画館の音響で、ぞんぶんに堪能しつくして欲しい」とコメント。美術・音楽を担当した泉谷しげるは「この映画の美術デザインをしたのはオレだが、石井聰亙は、デザインなんざ軽く凌駕し、圧倒的な熱狂を画面に具現化してくれた最高の監督である」と、石井への称賛の言葉を送った。
YouTubeでは特報が公開中だ。
映画「狂い咲きサンダーロード」特報(45周年記念復活上映)
石井岳龍 コメント
この映画は、やはり、映画館のスクリーン×映画館の音響で、ぞんぶんに堪能しつくして欲しい。この貴重体験はあなただけのものです。
泉谷しげる コメント
この映画の美術デザインをしたのはオレだが、石井聰亙は、デザインなんざ軽く凌駕し、圧倒的な熱狂を画面に具現化してくれた最高の監督である。
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