大阪・関西万博で最も満足度の高かった「海外パビリオン」ランキング!【専門家の解説も】
All About ニュース編集部は、大阪・関西万博に行った全国10~70代の男女250人を対象にアンケート調査を実施。今回は「満足度が高かったと思う海外パビリオン」ランキングを紹介します。
2025.10.14
2位はドイツ、1位は?(画像:村田和子さん提供) 1日の来場者数が20万人以上を記録するなど、大盛況で幕を閉じた大阪・関西万博。終盤になるにつれ、混雑の度合いが増す様子が報道されましたが、実際に足を運んだ人は、どのパビリオンが印象に残ったのでしょうか。 All About ニュース編集部は2025年9月19〜22日、全国10~70代の男女250人を対象に「大阪・関西万博」に関するアンケート調査を実施しました。今回は、「大阪・関西万博で最も満足度が高かったと思う海外パビリオン」をランキング形式で紹介! 全パビリオンを制覇した旅行ジャーナリスト・村田和子さんにも話を伺いました。 2位は「ドイツ」でした。「わ! ドイツ」と名付けられたドイツパビリオンでは、循環経済(サーキュラーエコノミー)がテーマとなっていました。 この特徴的なタイトルには、循環を表す「環(わ)」、調和を意味する「和(わ)」、そして驚きや感動の「わ!」という3つの意味が込められており、言葉遊びとして工夫されています。 建物そのものが持続可能な循環型建築の実例として機能し、空間デザインと展示内容が融合した独特の世界観をつくり出していました。訪れた人々は、この空間での体験を通じて、循環型社会という未来の可能性を感じ取ることができたようです。
回答者からは「最新の環境技術やサステナブルな建築展示が充実しており、体験を通して未来の生活を強くイメージできたからです。展示の規模も迫力があり満足しました(30代女性/大阪府)」「最新技術を体感できる展示が多く、未来志向でありながら環境問題への配慮も感じられた点が印象的だった(30代女性/秋田県)」「見た目も可愛いサーキュラーを持ち歩いて回るというのが子供も大人も楽しめた。椅子に腰掛けて見上げながら鑑賞する展示も面白かった(30代女性/愛知県)」などの声が寄せられています。
1位にランクインしたのは「イタリア」。マリオ・クチネッラ・アーキテクツ(MCA)が設計したイタリアパビリオンは、「アートは人生を再生する」をコンセプトに掲げていました。 空間構成のヒントとなったのは、ルネサンス期に思い描かれた理想都市です。館内には劇場、ポルティコ(列柱廊)、広場、そして庭園といった、イタリアの都市文化を象徴する要素が巧みに配されていました。 毎日18時になると、円形劇場ではさまざまなライブパフォーマンスが開催されたほか、大屋根リングからはファルネーゼ・アトラス像を中心に、ティントレットやカラヴァッジョの名作が並び、驚異のギャラリーのような光景を眺めることができたようです。回答者からは「展示品の充実度が素晴らしい。まず日本でお目にかかることができないであろう品々が惜しげもなく展示されているうえ写真撮影OKで 、感激しました(50代女性/岐阜県)」「まるで美術館に迷い込んだようで、本物の名画と本格イタリアンに心奪われる、芸術と味覚の贅沢空間だったから(50代男性/広島県)」「ダビンチの直筆やミケランジェロの彫刻など展示内容が飛び抜けて素晴らしかったです(70代男性/広島県)」などの声が寄せられました。