[アルビ試合後リポート]前半の2失点が最後まで…苦しい状況をどう打開していくのか 監督・選手の声を紹介
サッカーJ1アルビレックス新潟の熱い戦いが続いています。紙面でも試合の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します。
5月21日ルヴァンカップ・ホーム東京V戦後
監督会見のほか、FW谷口海斗選手、DF早川史哉選手に話を聞きました。
◆悪い流れをそのまま受けてしまった 樹森大介監督
(総括をお願いいたします)
はい。今日ホームということで、平日にもかかわらず、本当にたくさんのサポーターが来てくれた中で、前節(岡山戦)の悪い流れをそのまま同じような形で前半受けてしまって。マンマークの相手に対しての打開策、フォワードのところの起点のところと、ちょっと裏への意識はイメージを持って挑んだんですけど、そこで最初のところで失点くらって、さらに相手にパワーを出させてしまったなと。
後半はさらにちょっと裏への意識をもう1回整理させて、どうにかっていうところだったんですけど、それでもやっぱり、自分たちのスタイルっていうところとのギリギリのところで曖昧なところが出てしまったり、自分たちの良さを出そうという思いと、それをさせないっていう相手のストロングのところの戦いで、前節同様、上回ることができなかった、それが結果に出てしまったなという思いです。
(後半開始時に長谷川選手と奥村選手を投入されたが、その辺の思いは) もちろんホームで負けられないっていう思いと、次節は中3日あるのでそこまでストレスはないなっていう思いがあったので、思い切って流れを変えたい。あと、フォワードの(谷口)海斗のところはある程度収まっていたので、そこに対するサポートから攻撃っていうのは…。あと、前線の2列目の3枚を結構中央に寄せて、中央から外へ、彼らだったら機能するかなと思って変えました。
(長谷川選手はボランチにも入った) もちろんちょっと攻撃的に行きたいっていうところと、ボランチの選手がちょっと疲弊していたところがあったので、さらに前がかりになるために、守備になった時はボランチっていう形で、攻撃になった時にはどんどん前に出れるっていうつもりでいました。
(すぐにリーグ戦がやってくるが、どんな風に立て直すか) はい。今このやられている形っていうのを、どこのチームも徹底してくるんじゃないのかなっていうのが想定できるので、そういったところの対策と、回避っていうところはしっかり準備してやっていかないといけないなと。あとはやっぱり当たり前だけど守備のところでやっぱ失点しないように。ホームでできるので、そういったところはいい準備ができると思うので、切り替えてやるしかないなと、前向いて。
(前半が終わったところでサポーターからブーイングがあった) 前半の内容を考えれば当たり前っていうか、っていう思いがあります。 だから、本当にこれだけたくさんの方が来てくれてるっていう部分では、本当に申し訳ないなっていう思いの前半の戦い方だったと思います。
(試合が終わった後にグラウンドを見渡していたが、どんな思いで)
毎試合そうしているので。はい、どんな時でも。選手のやっぱ下向かないっていう思いと、そこに僕も向き合わないといけないと思っているんで。
◆このモチベーションを次へつなげる 城福浩監督
(総括を)
ゲームに関しては、今我々がやること、表現したいことを、選手がよくやってくれたと思います。ロングボールをヘディングでバックパスに、マイボールにしようとして2回ピンチがありましたが、それ以外は。 (本来これがヴェルディやりたいディフェンスか) 連敗してますし、非常に不本意な失点をしてる中で、何をやるかっていうと、我々が取り戻すことですし、もちろんけが人がいる中で、今のメンバーで我々が目指したものをどういう風に表現するかと。選手がよくその意味を組み取って。まだまだ足りないとこありますけど、もっとやってほしいところありますけども。蒸し暑い中で、よく表現していたかなと。
(川﨑選手、ディフェンス素晴らしかった) 本当に苦しい環境の中で、ちょっと正確にはわからないですけど、約1年ぐらい、彼はこういう公式戦の場に立てるような光さえ見えなかったと思うんですよね。そんな中で、練習をすることがありがたい、サッカーができることがありがたいっていう、そういう選手が必死になってボールを追いかけて、実際、公式戦の前でピッチに立って結果を出しているのは、他の選手にとっても非常に大きな刺激になりますし、我々はハングリーさってのは命であって、ま、彼のハングリーさが今日は結果出て本当によかった。
(普段出ていないメンバー。各自の覚悟、試合に対する気持ちが前面に出たのでは) 我々はリーグ戦、いろんなものを諦めてないので、この試合からもう1度自分たちの目指すものを表現するんだ、ということで、当然このモチベーション、次のリーグ戦にも繋げていくということが1つで。これで、こういう場が確実に2試合増える。プラスして、その直後に天皇杯もあるっていうことは、試合が増えれば増えるほど、歯をしばって悔しい思いをしている選手たちにチャンスが出てくるわけですよね。彼ら自身がそれを、チャンスを掴み取ろうという思いが強かったと思います。
(鈴木選手90分戦い、この試合にかけているのを感じた) もちろんね、まだまだこう、ジャッジのとこであるとか、味方を動かすところであるとか、ボール来る前の準備ってところはね、もっと突き詰めていってもらいたい。そういう課題はありましたけど、彼のスピードで何度かピンチが救われましたし、我々は彼のスピードと前の対人の強さっていうのはね、注目してますし、ここでゼロに抑えられた、90分出て0に抑えられたって、やっぱり自信になると思う。もっと言えば悔しい思いをしてる仲間にとっても励みになると思うので、次の試合もしっかり出るための準備をしてほしい。
ミックスゾーン
※各社一緒に話を聞いた選手もいます。
◆チームの結果につながるプレーをもっと出したい FW谷口海斗
(復帰戦となったが、どんな思いでピッチに入ったか)
自分自身、コンディションもそうですし...