SUPER EIGHT 横山裕が大切にする人との“繋がり” 家族、メンバー、後輩らが心から慕う理由
SUPER EIGHTの横山裕が、9月29日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。横山を知る多くのゲストが集結し、彼の歩んできた人生にあらためてスポットライトが当たった。
実の弟が語る、横山裕が大切にしてきた家族の繋がり
今夜9時からの #しゃべくり007は 「家族大集合」2時間SP#横山裕 さんの弟さん、同級生、#横山会の後輩、さらには初恋の女性が登場
24時間テレビでは語られなった秘話続出#水上恒司 さん&#宮舘涼太 さんのご家族&お友達が
全面協力の人生アルバムは必見 pic.twitter.com/GJqyZRyGiR
— しゃべくり007 (@shabekuri007ntv) September 29, 2025
横山といえば、8月30日、31日にかけて放送された『24時間テレビ48ー愛は地球を救うー』で「子ども支援」マラソンのチャリティランナーを務め、その覚悟の走りで視聴者の心を大きく揺さぶったことでも記憶に新しい。
走る理由として語られたのは、自らの子ども時代だった。母の再婚と生活苦に複雑な感情を抱いていた少年時代。中学生のころから新聞配達などで家計を助け、卒業後には建設会社に就職。工事現場で働きながらアイドル活動をスタートさせ、作業着のままテレビ局へ向かってスタッフに叱られたこともあったそう。そうした厳しい日々を過ごす横山の心を支えたのは、年の離れたかわいい弟たちだったという。
やがて東京での仕事が増えたこともあり、さらなるチャンスを掴むべく横山は上京。しかし、最愛の母が重い病に倒れたことで、さらに生活は厳しくなり幼い弟たちは児童養護施設のお世話になることに。チャリティランナーとして走る前に、横山は20年ぶりに弟たちが身を寄せた児童養護施設を訪問。「いま、支援が必要な子どもたちのために」と一層、決意を固めたのだった。
今回の『しゃべくり007』では、そんな横山の愛する末弟の充さんがテレビ初出演を果たしたことでも注目を集めた。充さんは、スタジオとは別の場所から後ろ姿&音声のみでの登場だったが、現在は税理士として活躍していると明かす。また、そのために試験に7回も挑戦していたこと、そしてその受験費用もすべて横山が出していたというエピソードも併せて披露された。
微笑ましいのが、横山の機嫌のいい日を狙って「兄ちゃん、また落ちてしまったんやけど」とおねだりしていたという兄弟仲の良さを伺わせるやりとりだ。横山も「しゃあないな」と目尻を下げて快諾していた姿が目に浮かぶ。そんな弟の充さんが、番組の終盤で横山に贈ったメッセージのなかで、「いつも兄弟のことや周りのことを優先して考えてくれてありがとう。自分より他人を大事にする精神は母親譲りなんでしょうね」という言葉が印象的に響いた。
“誰かを守ること”と、“誰もやっていない挑戦をすること”。その“守り”と”攻め”を同時にすることは難しい。だが、それを横山は人知れずにやり続けてきたのだ。家族を支え続け、そのためにアイドルとしてチャレンジし続ける。横山がプロデュースした後輩の小島健(Aぇ! group)も、「横山くん、内面がめちゃくちゃ素敵」と熱く語っていたことからも、その人となりを伺うことができた。
『横山万博』の開催、渋谷すばるとのタッグ……横山を慕う理由
実の弟はもちろんのこと、弟分である後輩たちにとっても「頼れる兄ちゃん」であり続けてきた横山。後輩に光が当たるならと、いじられキャラにも喜んでなってくれるその愛情深さ。周囲を巻き込みながら笑いを生み出す人間味。その一方で、やるときはやりきる強い背中を見てきた。だからこそ、その認知度はアイドルとして十分広まっているとはいえ、人間的な魅力を知られれば「もっと横山くんいける! もっと売れる、絶対に!」と言わずにはいられないのだろう。
横山はチャリティランナーで100kmを走り抜いた翌日には「この日しかなかった」と歯医者に行くほど、ハードなスケジュールをこなし続けている。ソロライブツアーに、小島ら後輩たちと開催したイベント『横山万博』。加えて、かつて同じグループで活動してきた渋谷すばるとの再タッグという未踏のチャレンジも大きな話題に。
横山のソロアルバム『ROCK TO YOU』に収録された「繋がる」は、渋谷が作曲、横山が作詞を手掛けた共作だ。そして、11月5日にリリースされる渋谷のニューアルバム『Su』に、横山がゲストボーカリストとして参加。9月20日・21日に兵庫で、10月3日・4日・5日に東京で対バンライブも開催し、「こんな日がくるとは」と、ファンを喜ばせた。
グループの脱退時には、人一倍涙を流していた横山。その感情が溢れてしまう性格も、横山が愛される大きな理由だ。ライブツアー『ROCK TO YOU LIVE TOUR』のファイナル公演のMCでは、横山自ら「あのとき」の自分の言動を真似て笑いを誘う場面があった。そして「今、笑えているのは、この未来が最高だから」「あいつの男の決断のおかげで、俺ギターを持ててると思うねん。繋がるんや」と語っていたのが心に響く。
『しゃべくり007』でも、横山のためにこれだけ人が集まるのも、彼がこれまで出会った人たちと「繋がる」縁を大事にしてきたからこそ。あるときは「頼れる兄ちゃん」、あるときは「放っておけない仲間」、そして「誇れる推し」として……。小島が言うように、横山の内面を知れば知るほど、その「繋がり」の一部になる楽しさから逃れられなくなるようだ。
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フリーライター。求人メディア、芸能雑誌、アパレルブランドのWebマガジンのライティング・編集を経験。現在「Real Sound」にてインタビュー記事、コラムを執筆中。O型。猫派。