AI開発競争の正体は「脳のコントロール」…スタンフォード大学の神経科学者が予測するテクノロジーの未来(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)
スタンフォード大学のアンドリュー・ヒューバーマン教授は、AIの次の大きな競争は人間の脳をコントロールすることになると語る。(Jeff Spicer/Getty Images for smoov)
神経科学者のアンドリュー・ヒューバーマン教授によれば、より優れたAIモデルをめぐる開発競争の裏では、人間の脳の活動を読み取り、変化させる競争が進んでいるという。スタンフォード大学の教授でもある彼は、オープンAI、メタ、アンソロピックなどのテック企業が、将来的にはバイオテック企業になると予想している。「それこそが、AIをめぐる開発競争の正体だ」とヒューバーマン氏は語った。AI開発競争とは、最高のモデルをつくるための短距離走だ──。そう思っている人も多いのではないだろうか。
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スタンフォード大学(Stanford University)の神経科学者でポッドキャスターのアンドリュー・ヒューバーマン(Andrew Huberman)氏は、オープンAI(OpenAI)、メタ(Meta)、アンソロピック(Anthropic)といったテック企業は、最終的にバイオテック企業になるとの見方を示した。ヒューバーマン氏によれば、彼らはインプラント(体内に埋め込む装置)を使わず、脳の活動を読み取って変化させる方法を追求していくようになるという。「目標は、非侵襲的(体に傷をつけない方法)に脳の情報を読み書きできるようにすることだ」ヒューバーマン氏は10月6日に配信されたポッドキャスト番組「Invest Like The Best」で、そう語った。彼によると、それは人々が眠りについたり、学習したり、集中力を高めたり、ストレスをコントロールしたりするのに役立つツールを意味する可能性がある。さらに刺激的なのは、彼が思い描いているデバイスだ。難しい仕事に取り組んでいる間だけモチベーションを高め、終わったらその状態をオフにして、回復できるようにするものだという。「自分のモチベーションの水準を、文字どおり上げる──ぐいっと引き上げることができる非侵襲型のデバイス」、それこそがこのテクノロジーの行き着く先だと彼は語る。「それこそが、AIをめぐる開発競争の正体だ」と、彼は指摘した。オープンAI、メタ、アンソロピックの3社は、コメントの要請に対してすぐには回答しなかった。