〈辺野古転覆事故〉スナックで泥酔した「平和丸」船長が直撃取材に答えた! 「出航を決めたのは俺じゃない」「死人を起こして聞いた方がいい」

 船を運用していたヘリ基地反対協議会(以下、反対協)によるずさんな運用体制や、事故後の会見が批判を集めているが、過去にも今回の事故を予知させるような問題があったという。  さる名護市議が明かす。 「漁師が潜水漁をする際には、船からホースを出して漁師に空気を送ります。漁師はホースの先に付いたレギュレーターをくわえて呼吸をするわけです。船から伸びているホースを他の船が巻き込んで、引っ張ると危ない。だから、潜水漁をしている船は目印の旗を立てていて、他の船は近寄らないのが普通です」  ところが、 「昨年1月、反対協のグラスボートが潜水漁の現場に近づいてしまったのです。その船のプロペラがホースを巻き込んだ。漁師は船に引きずられて海水を飲み込みましたが、たまたまホースの結束部が外れたので、浮上できました。危機一髪、命を落としかねない事故でした」(同)

 目下、事故を巡っては、海上保安本部が業務上過失致死傷などの疑いで捜査をしている。とりわけ注目されるのが、女子生徒が乗っていた「平和丸」の船長である。 「40代後半の船長は、本島北部の今帰仁村(なきじんそん)出身。大学卒業後、家業の農家を継いでいましたが、4年前に日本共産党から村議選に出馬したこともある。辺野古での抗議活動には10年ほど前から参加しています」(地元紙記者)  実際、22日に行われた実況見分にも船長は立ち会っていた。このとき、取材陣の呼びかけに応じることはなかった。  その日の夜、彼は思いがけない場所に姿を現した。名護市内のスナックである。店内では、グラスを手にカウンターに突っ伏して、かなり酔いが回っているかに見える。かと思えば、顔を上げて冗談を飛ばしてもみせる。彼はいま、何を考えているのだろうか。


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 店を後にした船長を直撃すると、 「やめとけって。俺は飲んでるんだから」  そう声を荒らげる。続けて記者が質問を重ねると、“つらいから飲んだんだ”という船長は、次のように怒声で応じた。 ――なぜ波浪注意報が出ていたのに出航したのですか? 「ずっと波浪注意報は出てるんだよ。3カ月ずっと出てる。これ、出したらダメなわけ? 穏やかだし。俺が決めたんじゃないよ」 ――金井船長が決めたのですか? 「うん。あの人の判断だから。俺がどうのこうのじゃない。担当はあの人。俺は決める権利ない。(反対協の)海上行動だったら、これはちょっとやばいんじゃないかって一言、言えるかもしれないけど。金井さんの判断」 ――会見では反対協の海上チームと言っていましたが? 「だから海上チームと違うって。金井さんから聞いたわけ? 死人から? 死人を起こして聞いた方がいいよ。金井さんを起こして聞いた方がいいよ」 ――ではあの会見は何だったのですか? 「あれが間違ってたんだよ。早過ぎだろ。じゃあ、何か情報を得ましたか? 何もしゃべれてないだろ。曖昧じゃない? 何も言ってないよ」  そして最後に、涙をこぼしてこう声を張り上げたのだった。 「俺はもうあのとき、死のうと思ったんだから。これ以上、お前に話せない。そっとしておいてよ。時期がきたら言うから」  3月26日発売の「週刊新潮」では、平和丸船長が直撃取材に語った内容の「完全版」を掲載する。

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