【試合結果】日本、初対戦のウクライナにフルセットの末に破れる ネーションズリーグ男子／バレー
バレーボール・ネーションズリーグ男子第2週（27日、ブルガリア・ブルガス）日本男子の1次リーグ第7戦。昨夏のパリ五輪7位で世界ランキング6位の日本は、初出場で世界ランク13位のウクライナと初対戦。日本は第1セットを先取するも第2、3セットを連続で落とし、第4セットで反撃、フルセットの末にセットカウント2－3で敗れた。今大会通算成績は4勝3敗とした。
【第1セット】
日本の先発は宮浦、佐藤、大塚、山崎、三輪、大宅。リベロは小川。前日のフランス戦で活躍した山崎や三輪が起用された。ウクライナのサーブから大塚のバックアタックが決まり、日本に最初の得点。序盤をリードする。宮浦、大塚が連続で決めて9－6。その後、ウクライナの2本連続のサービスエースで12－13と逆転された。宮浦が決めて流れを切り、13点からサイドアウトを取り合う。宮浦のブロックなど日本は4連続得点で19－16と再びリードを奪う。佐藤のフェイントで20－17と先に20点に乗せた。ウクライナが追い付いて21－21と同点になったところで、宮浦のスパイクで振り払う。両者20点以降は一進一退の攻防。ウクライナが1点差で先にセットポイントを握るが、日本も追いついてデュースへ。宮浦がバックアタック決めてセットポイントを握り、長いラリーから宮浦が大一番でバックアタックを決めて26－24。第1セットを先取した。
ネーションズリーグの日本ーウクライナ戦(volleyball world提供)【第2セット】
先発は第1セットと同じ。大宅がサービスエースを決めて日本に最初の得点。大塚、宮浦が連続で決めて7－3、序盤をリードする。その後、ウクライナの3連続得点で8－8の同点となる。ウクライナが反撃に転じて9－12と逆転される。富田、永露、西山が入る。宮浦らのスパイクがブロックに捕まるなどしてウクライナの7連続得点で9－16と離される。甲斐が登場してブロックアウトを取り、流れを切る。その後、日本の強打をウクライナがブロックで阻み、ウクライナが先に20点に乗せて13－20。ウクライナがセットポイントを握り、17－25で第2セットを落とした。
日本ーウクライナ戦(volleyball world提供)【第3セット】
大宅、宮浦、大塚、富田、三輪、佐藤が先発。リベロは小川。ウクライナのサーブから、佐藤のブロックで日本に最初の得点。ウクライナがブロックやサービスエースなどで4連続ポイント、日本は5－7でリードを奪われる。宮浦のバックアタックがネットにかかるなど決め切れない日本。大塚のスパイクなど2連続得点で9－11と追いかけるが、ウクライナの高いブロックに苦しめられる。ウクライナが先に20点に乗せて15-20。日本は18-25で第3セットも落とした。
ウクライナ戦に臨む大塚達宣(volleyball world提供)【第4セット】
永露、西山、甲斐、山崎、村山、ラリーにメンバーをがらりとチェンジ。リベロは藤中。序盤からウクライナがリードする。ウクライナのペースで推移する中、山崎のスパイク、西山の2本連続のサービスエースで13-13と同点に追いつく。日本コールが起こる。一進一退の攻防へ。18－19と1点差で富田が入る。ウクライナに先に20点を取られ、18－20。粘る日本は1点差に迫り、西山の強烈なサーブから山崎が決めて20-20。その後両者サーブを外して21－21で並ぶ。西山がサーブにスパイクに勢いに乗って22－22。宮浦のサーブから崩して23－22と逆転し、その後、ラリーがブロックを決めて24－22でセットポイントを握る。最後は日本がブロックで4連続得点、25-22で第4セットを奪った。
ウクライナ戦に臨む左から山崎彰都、大塚達宣(volleyball world提供)【第5セット】
ウクライナのサーブから、西山が決めて日本に最初の得点。3連続得点でリードを奪う。ウクライナが追いついて5－5となる。一進一退の攻防へ。ウクライナにリードを奪われて7－8。8－9のところで宮浦が登場し、ラリーがブロックを決めて9－9と流れを変える。さらに甲斐が3枚ブロックでアウトを取り、日本が先に10点に乗せる。ウクライナも反撃して一進一退の攻防。サーブを両者連続で外して13－13。際どいラリーからウクライナにマッチポイントを握られ、13－15で第5セットを落とす。セットカウント2-3で敗れた。
★ネーションズリーグ
バレーボール・ネーションズリーグ国際バレーボール連盟（FIVB）が2018年から開催する国際大会。17年まで毎年開催されていた男子の「ワールドリーグ」と、女子の「ワールドグランプリ」が発展的に統合された。五輪、世界選手権と並んで3大大会の1つに数えられる。今大会は男女各18チームが出場。予選ラウンドは3週間で12試合を戦う。予選ラウンドの上位7チームと開催国の計8チームが、男子は中国・寧波、女子はポーランド・ウッチで行われる決勝ラウンドに進む。
