ヘリで救助の男性は2度目の遭難「山菜を置いていけない」捜索隊に抵抗も 死を覚悟「帰れないと…」着の身着のまま、携帯持たず雨の一晩 女性が遭難「どんどんわからない所に」 翌朝、救助「もうやめます」

捜索隊: 「みんなで広がってお互い見える範囲で捜索するということで」 8日朝、川上村の山林に入る警察や消防などの隊員。 7日から行方不明になっていた山梨県の女性の捜索だ。 女性は、仲間2人とワラビ採りに入ったまま、待ち合わせ場所に戻らず、行方がわからなくなっていた。 捜索開始から約2時間半、捜索隊が沢の近くで女性を発見。隊員が付き添いながら歩いて下山した。 女性は疲れていたものの、けがはなかった。 救助された女性: 「すみません。ありがとうございました」 女性は、何回もこの場所に来たことがあるという。

なぜ、遭難したのか、当時の状況を聞いた。 救助された女性: 「どんどんわからない所に行っちゃって、まずいなと思ってあっち行ったりこっち行ったり。ずっと下ってから登ったんです。車がある所が見えるかと思って。全然見えないですよ。覚悟しました、帰れないと」 携帯電話を持っておらず、連絡手段もなかった。 着の身着のままで雨に耐えながら一晩過ごしたという。 救助された女性: 「夕方から小雨が降って、大雨じゃなくて良かったです。あおむけになって寝たりうつぶせになって寝たりして。動くとずるずるどんどん下に下りてっちゃう。寒いですよ、これしか着てないから。でも絶対帰るって自分で思ってました。今度は来ないようにします。来年は88になるからね、もうやめます」

こちらは、県警山岳遭難救助隊がSNSで公開した2023年6月の遭難救助の動画だ。 高山村の笠ヶ岳でネマガリダケ採りをしていた男性のもとに県警ヘリの隊員が駆けつけると―。 救助隊: 「けがはないですか?」 男性: 「ないです。ただ1日やっててこんなところに来たもんだから、ちょっと足が」 救助隊: 「歩ける?」 男性: 「歩けると思います」 救助隊: 「転んだりしていないですよね?」 男性: 「だと思います」 県警ヘリに引き上げる準備を進めているとー。 救助隊: 「これ持って行けないからね」 男性: 「これだけだめかい」 救助隊: 「これダメ、ダメダメ。こんなの持っていけない」 男性: 「あした…家族にやらなきゃいけねんだ」 隊員はネマガリダケを置いていくよう説得しますが、男性は抵抗。 救助隊: 「これもう置いて、ダメ!!」 男性: 「はっはっはっは」 救助隊: 「悪いけど持って行けないもんで」 男性: 「う〜ん何でそんなにだめになっちゃうんだい?」 救助隊: 「ダメダメ」 男性は過去にも同じ場所で遭難したことがあった。 救助隊: 「救助されているという立場もちょっと考えてもらっていい?」 男性: 「はい。2度目だから、はっはっはっは」 救助隊: 「2度ならば、なおさらだよ」 その後、県警ヘリで無事に救助された。


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県警によると、山菜採りの遭難は6月に入り3件発生。 山に入る際は、「必ず複数人で入山し、声が届く範囲で採ること」「携帯電話など通信手段を持っておくこと」「目立つ服装やライトを持参すること」などを心がけるよう呼びかけている。

こちらは、9日午後1時半ごろ、高山村でネマガリダケ採りのパトロールをしていた男性が撮影した映像。 男性によると、親子のクマがエサを探しているように見え、親とみられる1頭は体長1メートル以上あったということだ。 車が近づいても逃げていくことはなく、撮影した男性は「人に慣れてきているのかもしれず、怖い。気を付けないといけない」と話していた。 山菜採りでは、クマとの遭遇のリスクも高まるため、鈴やラジオのような音が出るものを携帯するなど対策も必要だ。

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