『ミッション:インポッシブル』先行上映が2位スタート!新作4本がランクイン:映画週末興行成績|シネマトゥデイ

先行公開がスタートした『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』より。 - (C)2025 PARAMOUNT PICTURES.

 5月16日から18日までの週末映画動員ランキングが19日に興行通信社より発表され、17日から先行上映がスタートしたトム・クルーズ主演の人気シリーズ第8弾『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が初登場で2位にランクインした。新作4本がTOP10入りを果たしたほか、劇場版最新作『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』は5週連続首位をキープし続けている。

 新作は2位にランクインした『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、土日2日間の成績が動員28万1,000人、興収4億4,900万円と好発信。そのほか、4位に東村アキコが恩師との9年間を綴った自伝的漫画を映画化した『かくかくしかじか』、8位に丸山隆平主演のヒューマンサスペンス『金子差入店』、9位に美と若さに取りつかれた女性を描いたデミ・ムーア主演の『サブスタンス』がTOP10入りを果たした。

 5週連続首位の『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』は、累計成績は、週末3日間で動員34万6,000人、興収5億1,600万円と勢いが衰えることがなく、累計動員843万人、興収122億円を突破した。

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 今週末は、先行上映で早くも2位にランクインした『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』、実写映画化第2弾が主演を務める実写映画化第2弾『岸辺露伴は動かない 懺悔室』、奇跡の実話を映画化した寺尾聰松坂桃李共演の『父と僕の終わらない』、世界的ファッションデザイナーの3姉妹の母として知られるコシノアヤコの生涯を描く『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』、劇場版第4章『プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第4章』などが公開される。(今井優)

2025年5月16日~5月18日の全国映画動員ランキングトップ10

1(1)『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』 2(NEW)『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

3(2)『マインクラフト/ザ・ムービー

4(NEW)『かくかくしかじか』

5(4)『#真相をお話しします

6(NEW)『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX(キスィズ)』 7(7)『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』 8(NEW)『金子差入店』 9(NEW)『サブスタンス』

10(5)『サンダーボルツ*

※()内は先週の順位/興行通信社調べ

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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でグレース役を務めているヘイリー・アトウェル - (C) 2025 PARAMOUNT PICTURES.

 人気アクションシリーズ第8弾『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でグレース役を務めているヘイリー・アトウェルが来日時にインタビューに応じ、『ミッション:インポッシブル』シリーズに参加して最も強く記憶に残っているというエピソードを明かした。

【画像】『ミッション:インポッシブル』女優が大胆すぎるドレスで都庁に!

 ヘイリーは前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でシリーズ初参加。約5か月のトレーニングを経て、すご腕スパイのイーサンを演じるトム・クルーズとの息の合ったアクションの数々を披露した。本作ではイーサン側に付くことに決めたグレースが、仲間たちと共に世界の命運を賭けた危険なミッションに挑むさまが描かれている。

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 世界を旅し、さまざまなアクションに挑んだヘイリーだが、『ミッション:インポッシブル』シリーズへの参加で一番思い出に残っているのは、『デッドレコニング』の撮影前のことなのだという。

来日時にインタビューに応じたヘイリー・アトウェル

 「それは、トムがわたしの祖母をヘリコプターに乗せて飛ばしてくれたこと。サプライズでね! わたしがヘリパッドの傍にあるカフェに祖母を連れて行き、『外にヘリが止まっているよ』と言ったら、彼女は『わたしは絶対に乗らないよ』と言うから、『そう?』と(笑)。そんな時にトムが現れて、『こんにちは、お会いできてとてもうれしいです』と言うと、彼女は『まあ! こんにちは。お会いできてうれしいです』と喜んで」

 「そして彼は、『あなたをヘリコプターで空までお連れしてもよろしいでしょうか?』と祖母に言ったの。彼女、さっきは嫌だと言っていたのに、勢い込んで『はい!!』と(笑)。それで杖をつく彼女をヘリに連れて行き、クリスマスイブの夕日のテムズ川の上空を飛んだ。彼は彼女にとても優しかった……。クレイジーな恐ろしいスタントに慣れている人なのに、わたしの家族に対してどれだけ優しくて紳士的で辛抱強いかということにとても驚かされた」

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 「この音は~でとか、技術的なことまで、すべてのことを説明してくれたの。彼は祖母に対してとても優しくて、祖母は素晴らしい時を過ごせた。そもそも、彼はそんなことをする必要などないのにね。そのことが、彼がどれだけ優しい人かを示していると思う。彼はわたしに、この『ミッション:インポッシブル』での経験にはわたしの家族も含まれている、と感じさせたかったの。だからわたしにとって最も思い出深いのは、彼との友情を持つことができたことだと思う」とほほ笑んでいた。(編集部・市川遥)

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は先行上映中

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映画『リライト』主演を務めた池田エライザ

 俳優の池田エライザが19日、有楽町朝日ホールで行われた映画『リライト』(6月13日公開)の完成披露試写会に、阿達慶橋本愛松居大悟監督、脚本を担当した上田誠と共に登壇。池田は「これまであらゆる特殊な役をやってきたなか足す作業だったのですが、今回は引き算、引き算でした」と撮影を振り返っていた。

【画像】池田エライザ&橋本愛、白黒のドレスで魅了!フォトギャラリー

 本作は、劇団ヨーロッパ企画主宰の上田誠が脚本を担当し、『ちょっと思い出しただけ』などの松居大悟が監督を務めたSF青春ミステリー。300年後の未来からタイムリープしてきた転校生・保彦(阿達)に恋をした高校3年生の美雪(池田)が体験する不思議な出来事を描く。

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 時間が入り組んだ物語に、池田は「脚本をいただいたときから、映画を観た皆さんが、どんな考察や感想を持つのか、ものすごく気になっています」と期待を口にすると、松居監督も「ワールドプレミア上映をイタリアのウディネ(ウディネ・ファーイースト映画祭)で行ったのですが、皆さんかなり前のめりに観てくださって、阿鼻叫喚のような光景でした」と観客をあおる。

 本作で池田は、高校3年生の美雪役にも挑戦。「いままであらゆる特殊な役をやってきたのですが、これまでは足すという作業でした」と切り出すと「高校生をやるので、メイクなどもできず足せない。もう引き算、引き算でした。『すっぴんなのでは?』というぐらい。事務所もいつから、すっぴんで出ていいのか……と思ったぐらい。もう引けるものがないものが映っています」とナチュラルな形で撮影に挑んだという。

上田誠、橋本愛、池田エライザ、阿達慶、松居大悟監督

 この日は真っ白のロングドレスを着た池田、黒のタイトなドレスの橋本とフォトジェニックな姿を見せていたが、松居監督は「個人的に映画をやっている人間として、池田エライザさんと橋本愛さんを同じ画角のなかで撮るというのは、誰でもやってみたいことですよね」と笑顔。橋本と池田はがっちりと握手をしていた。

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 また、作品タイトルにちなみ「学生時代リライトしたいこと」というテーマでトークが展開。それぞれ学生時代の写真と共に思い出を振り返ると、池田はギターを持った高校時代の写真を披露し「当時はカリスマJKみたいに取り上げてくださることもあったのですが、その実、土手で一人でギターを弾いているような少女だったんです。もっと友達と喧嘩するぐらいの関係性を過ごしてみたかった」と語る。

 橋本も中学時代のロックな写真を見せると「私は当時、先生からいろいろなことを言われても、何も言い返せなかった。いまならもっと先生とやり合えたのかなと……」と胸の内を明かしていた。(磯部正和)

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