「他球団に失礼だ!」「撤回すべき」ソフトバンク小久保監督の「秋にはセ1位の阪神さんと戦えるように」の交流戦優勝コメントがSNSで物議…虎党からは「新庄日ハムとやりたい」の声も(RONSPO)

 それは“失言”だったのか。 「秋にはセ・リーグ1位の阪神さんと戦えるように頑張りたいと思います」  甲子園での交流戦優勝インタビューで小久保監督が発したこの一言がSNSやネット上で物議を醸すことになった。  最終戦まで争っていた日ハムが6回の阪神の攻撃中に中日に1-4で敗れたためその時点でソフトバンクの優勝が決定。他力本番ではなくソフトバンクは3-1で阪神を振り切って気持ちよく6年ぶりに“頂点”に立った。甲子園では通常のヒーローインタビューではなく小久保監督の優勝インタビューが行われた。  まず小久保監督は「これだけの(阪神への)大声援の中で、ビジターでやって来て3連戦で取れた得点は5点。よく2勝できたなという印象です」と、2勝1敗で勝ち越した阪神3連戦を振り返り、こう続けた。 「3連戦の勝ち越しをずっと掲げながらやって来た。その結果が優勝まで届いたんじゃないですか。パの試合が再開しますのでそれに向けて良い弾みになるんじゃないかなと思います」  そして問題の発言が飛び出したのはこの次だった。 「改めて交流戦を振り返っていかがでしたか?」とふられた小久保監督はこう返した。 「我々の最終の3週目が、広島、阪神という非常に厳しい戦いだったんですけど…レギュラーシーズンに戻って我々はパ・リーグでは3位、4位をいったり来たりしていますので、しっかりと日本ハムを巻き上げ、優勝を目指して、秋にはセ・リーグ1位の阪神さんと戦えるように頑張りたいと思います」  甲子園に残っていたファンからは拍手と歓声が起きた。  今回の交流戦は、パのチームが6位までを占めるセパの格差が際立った大会となったが、阪神は、広島に次ぐ8位の位置を中日と並んでキープして、現在セの首位。同率2位の広島、横浜DeNAに3.5ゲーム差をつけている。だが、まだペナントレースの行方はどうなるかわからない。セの6球団と戦った印象として小久保監督は“阪神が優勝する”と読んだのかもしれないが、甲子園のファンに向けてのリップサービスは、当然のように波紋を広げた。  まず阪神以外の球団のファンが「なんで阪神と戦うことになってるの?失礼にも程がある。発言の撤回と謝罪すべきでしょ」と声をあげた。 「ヤクルトはほぼないだろうけど、それ以外のチームはまだどこが日本シリーズに来るか分かりませんよ」「日本シリーズに行くのはヨコハマ」「優勝は阪神ではないと思います。巨人ファンなので巨人の優勝を信じています」などの意見が飛び交った。  また阪神ファンからは、当然、「小久保監督、良いことをおっしゃる」などその発言に感謝の声もあったが、一方で小久保監督の呼びかけを拒否する声も少なくなかった。 「いいえ。エスコンで日ハム戦をしたいです」「結構です。こちらは新庄とやりたいんで」「嫌だ!日ハムさんと日本シリーズを戦いたい」。虎ファンの多くはソフトバンクではなく、阪神OBである新庄監督が率いる日ハムとの日本シリーズを望んでいるようなのだ。  そしてソフトバンクファンからも小久保監督の発言そのものへの批判の意見があった。 「また去年の日本シリーズに続いてフラグになりそう」「この監督はいつも一言多い。去年の日本シリーズから何も反省していない」  フラグとは“若者用語”で「伏線」や「前触れ」などを意味する言葉 だ。

RONSPO
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