元日本代表の高橋秀人が現役引退を発表「言葉にすることができないほど貴重で充実した経験ができました」

現役引退を発表した高橋秀人(写真は21年横浜FC在籍時のもの)

 元日本代表の高橋秀人が8日、自身のインスタグラム(@hideto_takahashi04)を更新し、2025シーズンをもって現役を引退することを発表した。  1987年10月17日生まれの38歳は前橋商高、東京学芸大を経て10年にFC東京に加入。2年目の11年に定位置を確保すると、12年5月には日本代表デビューを飾り、Aマッチ通算7試合に出場した。17年に神戸に移籍すると、その後は鳥栖、横浜FCでプレーし、23年からオークランド・ユナイテッドFC(ニュージーランド)に在籍していた。  高橋は自身のインスタグラムを通じ、以下のようにコメントしている。 「このたび、高橋秀人は2025シーズンをもちましてサッカー選手を引退する決断をいたしましたので、この場を借りてご報告申し上げます。 プロサッカー選手として13年間、アマチュア選手として3年間、16年の歩みを振り返ると、クラブやチームメイト、コーチングスタッフ、ビジネススタッフ、ホペイロやマネジャー、スポンサーや行政の皆様、JFA、Jリーグ、そして多くのファン・サポーターの皆様のおかげで、言葉にすることができないほど貴重で充実した経験ができました。改めて心より感謝申し上げます。 FC東京、ヴィッセル神戸、サガン鳥栖、横浜FC、Auckland United FCと在籍させていただいたそれぞれのクラブには、色褪せることのない思い出がたくさんあります。また、私の成長を支えてくださった伊勢崎市SFCイレブン、図南SCジュニアユース、前橋商業高校、東京学芸大学の関係者の皆様にも深く感謝しています。 かつて自分には自信がなく、プロを諦めかけて教員の道を目指していた時期がありました。それがここまで長くプレーできたのは、夢を諦めない決意と努力の大切さを教えてくれた皆さんのおかげです。 現在はニュージーランドでプレーと指導を並行する日々ですが、プロ選手とアマチュア選手としての価値観の違い、そして選手と指導者を兼任できた視点、さらに日本と海外でプレーできた日本人としての誇りが、今後の活動の軸になると確信しています。 最後に、私の健康に気を遣い私を育ててくれた両親へ、そして陰ながら寄り添ってくれた妻と子供たちへ、改めて感謝しています。

皆様と、いつかまたスタジアムで直接お会いできる日をとても楽しみにしています。」

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