ネトフリで今すぐ観たい「名作SF映画」5選。大ヒット作の陰に隠れた掘り出し物を厳選

Netflixには、観るべき優れたSF映画がたくさん揃っています。その多くは、すでに耳にしたことがある作品かもしれません。ラインナップは非常に充実しており、クオリティの高い作品ばかりです。

しかし、こうした大ヒット作と同等、あるいはそれ以上にすばらしい、まだあまり知られていないSF長編映画も存在します。それらもまた、注目に値する作品たちです。

『アイ・アム・マザー』

『アイ・アム・マザー』は、隔離された環境で「マザー」と呼ばれる慈愛に満ちたロボット(声:ローズ・バーン)によって育てられた少女(クララ・ルガード)を描いた、気味の悪い雰囲気が漂う2019年の映画です。

ある日、施設内に見知らぬ生存者(ヒラリー・スワンク)が現れたことで、少女はマザーが外の世界の現状について自分に嘘をついていたかもしれないと気づきはじめます。

この作品は、緊迫感にあふれ、無駄のない脚本で描かれたSFサスペンス。登場人物は実質的に3人だけですが、映画を成立させるにはそれで十分です。

どこかで見覚えのあるディストピア映画を思い起こさせるかもしれませんが、作品全体の出来があまりにも良いため、気にする余地もありません。

『スペクトル』

モルドバのキシナウに駐留する兵士たちは、戦場を自在に動き回り、容赦なく命を奪っていく半透明ですばやい正体不明の敵に遭遇します。

これらは一体何なのか、そして止める手だてはあるのか。登場人物たちがその答えを追い求める過程で繰り広げられる、迫力あふれるアクションが見どころ。

『スペクトル』の登場人物たちはややありきたりな印象を受けるものの、斬新な設定が作品の魅力をしっかりと支えています。

そして、まるで「幽霊」のような敵の背景にある意外な真相もまた、非常に興味深いものとなっています。

『オキシジェン』

このフランス発の本作は、今回紹介するリストの中で最も高い評価を受けている作品です。

物語の掴みは完璧で、ある女性(メラニー・ロラン)が密閉された医療用冷凍カプセルの中で目を覚まします。彼女には自分が誰なのか、なぜそこにいるのかの記憶がありません。

カプセル内のAIは管理者コードがないと開けることができず、彼女はそのコードを知りません。さらにカプセル内の酸素残量は減り続けており、手遅れになる前に解決策を見つけなければ命を落としてしまいます。

「ほぼ全編が密室だけで展開する映画で本当に面白くなるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、本作は見事にその予想を裏切ってくれます。100分という上映時間の1分1秒たりとも無駄がありません。

自分の名前が「リズ」であると知る主人公とともに、観客も二転三転する怒涛の展開に巻き込まれていきます。主演メラニー・ロランの圧倒的な演技力が作品を強力に牽引し、終始画面から目が離せません。

『密航者』

アナ・ケンドリック、ダニエル・デイ・キム、トニ・コレットが演じるのは、2年間に及ぶ火星探査ミッションに挑む宇宙飛行士たち。

クルーたちは船内に誤って乗り込んでしまった密航者の存在に気づきますが、船には4人全員が生き残るための十分な酸素がないことが判明します。

『密航者』は映像美に優れ、キャストの演技も極めて緻密であり、科学的な説得力を持たせるための配慮が随所になされています。知る人ぞ知るSF映画の名作です。

『嵐の中で』

『嵐の中で』は、不可思議な設定と伏線が緻密に絡み合うスペイン発のスリラー。新居へ引っ越してきた女性・ベラ(アドリアーナ・ウガルテ)を中心に物語が始まります。

激しい雷雨の夜、彼女はかつて同じ家に住んでいた少年・ニコ(フリオ・ボヒガス=クート)とテレビを通じて通信できるように。ニコが命を落とす運命だと知ったベラは、未来からの予告で彼の命を救います。

しかし過去を変えた結果、娘が存在せず夫も自分を知らない「別の時空」へ。ベラは元の世界に戻るため、あるいはより良い未来を築くために、大人になったニコ(チノ・ダリン)の力を借りて奮闘します。

タイムトラベルをテーマにした映画は整合性を保つのが難しいことで知られており、本作も厳密な視点で見ると同ジャンルの他作品ほど完璧ではないかもしれません。それでも、予想がつかない展開が続く楽しさに満ちた一作です。

まだまだ広がる、SF映画の選択肢

Netflixにおいて、これら5つの作品はほんの一角に過ぎません。

今回は知る人ぞ知る優れたSF映画をご紹介しましたが、SFへの好奇心を満たしたいなら、他にも『月影の下で』、『スパイダーヘッド』、『パラダイス -人生の値段-』などチェックする価値のある作品があります。

さらに、高い評価を得ている人気作(『フランケンシュタイン』、『ドント・ルック・アップ』、『ゴジラ-1.0』)から、少し注意が必要な話題作(『エレクトリック・ステイト』、『REBEL MOON: パート1 炎の娘』)まで、まだ観ていないSF大作があるかもしれません。気になる作品から、ぜひ試してみてください。

▼Netflix体験を変えるTIPS

MovieWeb等で執筆するポップカルチャー専門ライター。10年以上にわたり映画やTV、書籍のレビュー、インタビュー、ポッドキャストを展開。『The A.V. Club』等にも寄稿し、話題作の出演者や監督取材も手掛ける。YouTubeでも深掘り解説を行い、独自のオタク的視点を深く発信する。

Source: Netflix(1, 2, 3, 4, 5)

Original Article: Netflix is hiding 7 sci-fi movies that are much better than its blockbusters by MakeUseOf

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