「正論」欄の執筆陣、新たに11人を迎える さまざまな分野の第一線で活躍する専門家
産経新聞は日本の進路を考える論壇「正論」欄を一層、充実させるために、新たに11人の識者をメンバーに迎えました。
新執筆者は、学習院大教授の江藤名保子氏▽東京大大学院教授の岡本孝司氏▽広島大名誉教授の奥村晃史氏▽憲政史研究者の倉山満氏▽元警察庁政策評価審議官の茂田忠良氏▽拓殖大名誉教授の下條正男氏▽韓国観察者の鈴置高史氏▽拓殖大特任教授の番匠幸一郎氏▽九州大大学院教授の益尾知佐子氏▽米ハドソン研究所上席研究員の村野将氏▽前駐豪大使の山上信吾氏。
混迷する内外情勢を踏まえ、それぞれの専門分野で健筆をふるっていただきます。（五十音順、敬称略）
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江藤名保子氏江藤名保子（えとう・なおこ）
学習院大学教授。地経学研究所上席研究員などを兼任。専門は東アジア国際政治、日中関係。スタンフォード大学国際政治研究科修了。慶応大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程修了。JETROアジア経済研究所副主任研究員、独メルカトル中国研究所客員上席研究員などを歴任。著書に『中国ナショナリズムのなかの日本』ほか。
岡本孝司氏岡本孝司（おかもと・こうじ）
東京大学大学院教授。昭和60年、東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程修了。三菱重工業、東京大学助手、助教授を経て、平成16年から現職。17年から24年まで旧原子力安全委員会原子炉安全専門審査会審査委員、専門委員。専門は原子炉工学、原子力安全工学など。64歳。
奥村晃史氏奥村晃史（おくむら・こうじ）
広島大学名誉教授。昭和62年、東京大学大学院理学研究科博士課程修了。専門は地震地質学、火山灰編年学など。地質調査所主任研究官、広島大学教授などを経て、令和4年4月から現職。旧原子力安全委員会で4年間にわたり耐震安全のチェックを行い、国際原子力機関（IAEA）の科学委員を務めた。69歳。
倉山満氏倉山満（くらやま・みつる）
憲政史研究者、皇室史学者。平成18年、中央大学文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。国士舘大学非常勤講師などを経て、一般社団法人救国シンクタンク理事長兼所長。著書に『嘘だらけの日米近現代史』『皇室論』『内閣法制局の近現代史』など。52歳。
茂田忠良氏茂田忠良（しげた・ただよし）
元警察庁政策評価審議官、インテリジェンス研究者。昭和50年、東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。埼玉県警本部長、内閣衛星情報センター次長などを経て、平成20年8月に退官。令和4年3月まで日本大学危機管理学部教授。共著に『シギント 最強のインテリジェンス』。74歳。
下條正男氏下條正男（しもじょう・まさお）
拓殖大学名誉教授、東海大学客員教授。専攻は日本史。昭和58年、国学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。平成11年に拓殖大学教授、令和3年から現職。現在、島根県の竹島問題特別顧問、島根県立大学客員教授を務める。著書は『日韓・歴史克服への道』『竹島は日韓どちらのものか』『竹島VS独島』など。75歳。
鈴置高司氏鈴置高史（すずおき・たかぶみ）
韓国観察者。昭和52年、日本経済新聞社入社。東大阪分室、ソウル特派員、香港特派員、経済解説部長などを歴任し、平成30年3月に同社を退社。14年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞した。著書に『韓国消滅』『韓国民主政治の自壊』『米韓同盟消滅』など。71歳。
番匠幸一郎氏番匠幸一郎（ばんしょう・こういちろう） 拓殖大学特任教授。昭和55年、防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。第1次イラク復興支援群長、西部方面総監などを歴任し、平成27年8月に退官。令和7年10月まで防衛大臣政策参与。共著に『核兵器について、本音で話そう』『「失敗の本質」を超えて 安全保障を現場から考える』など。67歳。
益尾知佐子氏益尾知佐子（ますお・ちさこ）
九州大学大学院教授。東京大学総合文化研究科博士課程修了。専門は中国研究。独立行政法人日本学術振興会特別研究員、ハーバード大学エズラ・ヴォーゲル教授研究助手などを経て、令和4年9月から現職。著書に『中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係』『中国政治外交の転換点 改革開放と「独立自主の対外政策」』など。
村野将氏村野将（むらの・まさし）
米ハドソン研究所上席研究員。拓殖大学国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了。官公庁などで戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち現職。著書に『米中戦争を阻止せよ トランプの参謀たちの暗闘』、共著に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛 INF条約後の安全保障』など。38歳。
山上信吾氏山上信吾（やまがみ・しんご）
同志社大学特別客員教授、前駐豪大使。昭和59年、東京大学法学部卒業後、外務省入省。国際情報統括官、経済局長などを経て、令和2年11月から5年5月まで駐豪大使。7年4月から同志社大学特別客員教授。著書に『日本外交の劣化 再生への道』『媚中 その驚愕の「真実」』『拝米という病』など。64歳。
