この冬の流行りはランジェリー風の服? 2人のリリーが見せた着こなし
(CNN) パリは「エミリー」の次の展開に備えができているだろうか?
ネットフリックスのドラマ「エミリー、パリへ行く」でエミリー役を演じるリリー・コリンズは14日、豪華列車「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」からパリに降り立ち、アンソニー・バカレロが手がけたサンローランをまとって次シーズンのプロモーション撮影を行った。露出の多いピンクトーンのランジェリーに、焦げ茶のトレンチコートとクラッチバッグを組み合わせた格好は、プライベートのファッションではクラシックな上品さを志向することが多いコリンズとしては、これまでで最も大胆な装いの一つと感じられた。
フランスのブランド、サンローランのリゾートコレクションのレースアイテムをまとった「リリー」を目にする機会は、これが初めてではない。前夜には、リリー・アレンが米テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」にゲストミュージシャンとして出演。年代物のナイトガウンやランジェリーを思わせる、レースの縁取りをしたミントグリーンのロンパース姿で楽曲「スリープウォーキング」を披露した。(スタイリストのリース・クラーク氏は後に、これもサンローランのデザインだと明かしている)。どちらの服も薄手のナイロンタイツやヒールと組み合わせたコーディネートだった。
この冬の最もセクシーな装いはどうやら、「おばあちゃんが着ていた昔風の下着」なのかもしれない。判断材料となるのは2人のリリーのファッションだけでなく、「エミリー、パリへ行く」でコリンズと共演するフィリピーヌ・ルロワ・ボリューも今週、胸元が深く開いたスカラップネックにシフォンのトレーンをあしらったミニドレスでプロモーションイベントに登場した。別の場所では、ケイティ・ホームズがレースの縁取りのキャミソールとそろいのスカートを着用している姿も目撃された。
こうした装いは、今夏に流行した「ナイトガウンを昼の服として着る」というトレンドをベースにしつつ、冬に合わせてさらに大胆に、さらにセクシーにしたものだ。流行をけん引するのはZ世代のファッションアイコンに君臨するサブリナ・カーペンターで、「ショート・アンド・スウィート」ツアーでコルセットやスリップドレス、ランジェリー風のトップスを頻繁に着こなし、寝室のスタイルをベッドルームから街中やレッドカーペットへ押し広げている。
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原文タイトル:Look of the Week: Not one but two Lilys show how to wear lingerie-inspired outfits this winter(抄訳)