【台風情報】台風30号はもう一つの「王道ルート」で台湾方面へ 本州は高気圧の切れ目に注意 沖縄は高波警戒
大型で非常に強い台風30号は、19日現在、日本の南の海上を西へ進んでいます。 このあとは21日から22日にかけて猛烈な勢力となり、沖縄付近に接近する可能性があります。
ただ、本州に接近する可能性は低い見込みで、台湾方面へ進む可能性が高まっています。
沖縄は高波やうねりに注意
台風30号は今後も西寄りに進み、23日ごろには先島諸島へ接近する見込みです。
先週は日米欧の気象機関の予想が、①台風が北上して本州に接近するモデルと、②このまま西に進んで中国大陸方向に進むモデルに分かれていましたが、19日現在、それぞれの気象機関の予想がほぼ一致して、②中国大陸方面に進む予想になりました。
このため、台風が北上して本州に接近する可能性は低くなりましたが、沖縄には台風が接近する可能性が残っています。
台風本体が離れていても、高波やうねりの影響が出るおそれがありますので、最新の台風情報はこまめに確認するようにしてください。
10月の台風には2つの王道ルート
10月の台風というと、日本の南で進路を東へ変え、本州の東の海上を通過していくルートを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、もう一つの王道ルートがあります。それが今回のように西へ進み、台湾方面へ向かうコースです。
現在、日本付近は帯状に連なる高気圧に覆われています。台風は高気圧の縁に沿って進む性質があるため、高気圧の南側に沿うように西へ進みやすくなっています。
そのため、日本付近が広く晴天に覆われる時期は、台風が台湾やフィリピン方面へ向かうケースも珍しくありません。
出典:気象庁ホームページから引用「台風の月別の主な経路」(実線は主な経路、破線はそれに準ずる経路) この記事の画像(3枚)本州は「高気圧の切れ目」に注意
本州への直接的な影響は小さい見込みですが、油断はできません。
この季節は移動性高気圧が日本に影響を及ぼすため、天気も周期的に変わります。
特に、帯状高気圧が二つに分かれて、間に低気圧や前線ができてしまうと、台風から流れ込む暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲を発達させることがあります。
21日ごろはまさに高気圧の切れ目のタイミング。
低気圧や前線による雨に加え、台風から暖かく湿った空気が流れ込むことで、雨雲が発達しやすくなる可能性があります。
台風の進路だけでなく、今後の前線や低気圧の動きにも注意が必要です。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】