茨城県知事選挙 大井川和彦氏 第一声 全文公開・ノーカット動画

茨城県知事選挙に立候補している現職の大井川和彦氏の告示日の第一声について全文とノーカット動画をお伝えします。(演説内容を、原則、そのまま掲載しています。)

演説解説はNHKプラスから 8/29(金) 午後7:00 まで

大井川氏の第一声 ノーカット動画

あいさつ・政治姿勢

みなさんお暑い中お集まりいただきまして本当にありがとうございます。この茨城県、3期目に向けて私、立ち上がらせていただきました。混迷の時代です。世界情勢は激動、日本の経済力はどんどん相対的に低下している。人口減少まったなしですよ。地方が生き残るために最も危険なことは何か、それは現状維持にしがみつくことなんです。現状維持にしがみつくことこそ、この激動の時代には最も危険なこと。

私は自ら変わる勇気をもって挑戦する県政、スピード感をもって結果にこだわる県政、そして本当の意味で選択と集中で県民のために将来にわたって大事なものに資源を集中しバラマキを廃する県政、そういう県政を実現してきました。

企業誘致や輸出について

この結果どうなったか。みなさんこの8年間の結果、先ほども何人かの方にご紹介いただきましたが、企業誘致は8年連続県外からの企業立地件数全国1位です。8年間、私8年間ですから私の任期中ずっとっていうことですよ。

8年間の合計は立地件数のみならず立地面積、設備投資額、すべて全国1位。設備投資額は1兆円を超えています。これだけ富と雇用を企業誘致で茨城県にもたらすことができた県は他にないということです。

農業も規模拡大それから付加価値向上、様々なやり方で売り上げじゃなくもうかる利益の出る農林水産業を目指しています。輸出も含めて市場の拡大を目指しました。輸出なんと私の就任前から24倍になっています。規模拡大でかんしょ農家、東京ドーム1000個分以上の耕作放棄地を畑に変えて、所得も平均すると2.1倍になったそうです。

メロンのコンテストや様々、干し芋のグランプリとかどんどん新しいアイディアを使えばですよ、我々自らを差別化して全然違うステージに行くことができるんです。

観光もそう。観光はいままでは茨城県弱点と言われていましたが、インバウンドをはじめ新しいアイディアをどんどんぶつけたことで観光消費額も過去最高を更新し続けています。なんと日帰り客ばっかりだった茨城県の観光客、どんどん宿泊客が増えてるんです。

行政改革について

私はむだづかいは厳しく廃すべきだと思います。県の予算も厳しく大なた振って、本当に県民に必要なものに資源を集中したい。県有資産をいつまでも抱えてて、どんどん赤字垂れ流し。

こんなものはですよ、どんどん得意な民間企業を使って利益を生む形に変えていく。そういう思い切った対策が必要です。

でも一方で、本当に県がやらなきゃならないこと、交通インフラの整備や空港の整備やあるいは病院の整備。そういうものにはお金を惜しむことなくしっかりと投資する。それこそが私は新しい茨城県が目指す姿だというふうに思います。

水戸医療圏の整備、何十年も話が進みませんでした。やっと道筋、ね、道筋が見えてきました。もう時間。福祉も民間の社会福祉法人を大胆に活躍していただきながら、でも県がやらなきゃならない重度の方、医療的ケアの必要な方のための施設、あすなろの郷新設しましたよ。私もびっくりするぐらいすごい立派な施設になりました。全国に誇るべき施設です。

茨城空港もなんといままでの様々な自衛隊共用空港の制限があったけれど制限が、ほとんど撤廃されました。いろいろ研究して、防衛省を説得できたからです。これからの茨城空港は首都圏の第3空港を目指すことになりますよ。ますます茨城県は全国さらに海外とのつながりを深めて、その発展の礎を築くことができます。

いまの時代に現状維持に甘えることなく、自ら変わる勇気をもって前に進む県政を実現することが、え残り10分。いやいやあれ10分って言われたんだけど。もっと早く終わります。新しいことに挑戦し続けること、それこそが地域がこの混迷の時代に生き残る唯一の方法です。我々変わる勇気をもてば、この潜在能力を発揮すれば茨城県にできないことはない。この8年間が証明しています。みなさんここでこの流れを止める止めるべきではないと思いませんか。現状維持にしがみつく抵抗勢力はいます。いろんなひぼう中傷はあります。でもそこに負けてですよ、現状維持陥ったら茨城県はその成長は止まるどころかどんどん地盤地下してしまう。

ぜひみなさん一緒に新しい挑戦、さらにさらに飛躍を目指していきましょうじゃないですか。

インフラへの投資

私はですね挑戦する県政に加えて、さらに3つを重点的にやっていきたいと思っています。1つ、大事なインフラにしっかりと投資することです。交通インフラとかあるいは病院とか。いままでは差別化ということを中心にやってきましたが、その交通インフラをしっかりとやっていきたい。

TXの土浦延伸、茨城空港の活用拡充、さらには水戸医療圏の水戸県立中央病院を含めたですね医療圏の整備。そういうものにはお金を惜しまずしっかりと投資したいというふうに思っております。

差別化について

もう一つ、2つ目、差別化ですよ。どうしても横並び、前例踏襲そういうものになりがちです。我々自身がどんどん人と違うことを先人切ってやろうじゃありませんか。それによって茨城県は違うね、どっか違うね。その差別化することによってですね我々自身の価値を上げることができるんです。例えば日立市でも日立製作所が日立市と組んで共創プロジェクト始めてます。ここに大胆に県も参加しますよ。未来の都市づくりをぜひ、企業と連携してやっていきたいと思います。

他にもね県北でロングトレイルとか、みんな他がやっていないようなこと。どんどんやることによってですね、新しい魅力を生み出す。それがいまの茨城県に求められていることです。11月楽しみにしてください。那珂市で今度、県の植物園リニューアルオープンしますよ。ね、いままでは温室と木があるだけの県植物園がなんと入浴施設やレストランや宿泊施設、子どもたちが遊ぶ場所。もうびっくりするような全国でも例のない植物園に生まれ変わります。たくさんの集客を見込めると思います。

新しい魅力をまた県北の一角で生み出せる。そういうことに挑戦できるということですね。

外国人材受け入れについて

3つ目。最近ですね参議院選挙で外国人はダメだとか、なんかいろんな風潮を叫んでいる方々が増えたという話を聞きますが、我々にはそんな余裕はありません。地方にとって人口減少、特に生産年齢の人口減少は急激です。いろんな方、障害のある方、性的マイノリティの方、外国人の方、様々な方がですね、それぞれの能力を生かして活躍していただける社会。これを作らないとどんどんどんどん社会は縮んでしまいます。多様性を認め合い、みんなで高め合うそういう社会を私は必ず実現したい。そのためには、地域社会が分断しないようにしっかりと日本語教育もやりますし、いろんな相談窓口も作りますし、企業にとって雇用しやすいような様々なサポートもします。

そういう形でですね、しっかりと多様な方々が活躍できるそういう社会を私は目指したいと思います。

最低賃金について

最低賃金が過去最高の引き上げ額になりました。中小企業の零細の方々、経営者の方には大変厳しい結果になっているかもしれません。しかし、しっかり県としても国と連携して支援の手を差し伸べる準備はしております、もうできております。あと国の方針が決まってないで、こっちも発表できないだけなんです。しっかりと経済の成長、経済の成長を実質賃金の増加につなげる、これが私のいまの課題です。

ぜひみなさんと一緒にですね、発展する茨城県。それとともにみんながみんな豊かになる茨城県を作ってまいりたいというふうに思います。

魅力度や支援呼びかけ

時間まだでしょうか、あ、まだ5分もあるんですか。話すネタがだんだんなくなってきたんですけど。ちなみに我々やればできる。魅力度ランキングは1年おきに最下位になりますが、あれは無視してください。いまや茨城県は東京都、愛知県に次いで一人当たり県民所得、全国で3番目に大きいんですよ。大阪、福岡、宮城よりも茨城県は上。神奈川、埼玉、千葉県よりも茨城県が上、そういうことです。

この経済的な活力をしっかりとさらなる飛躍に結びつけてこれから県民の一人ひとりのみなさんの実質的な所得、それから困っている方々への支援の手をきちっと差し伸べられる、そういう県政を目指したいと思います。

これからも3期目目指して頑張ります。ぜひみなさん最後の最後までご声援のほどよろしくお願いします。ありがとうございました。

知事選立候補者は

茨城県知事選挙には届け出順にごらんの方々が立候補しています。

【田中氏の第一声】

【内田氏の第一声】

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