「生首吹っ飛ぶ」「女性の色っぽい吐息」衝撃描写は… 原作“激しすぎ”な2025秋アニメ

2025年夏アニメの放送が終わり、いよいよ秋アニメのシーズンが到来しました。今季は映像化が難しいとされてきた作品や、有名な「鬱アニメ」が「日5」枠で放送されるなど、放送前から注目を集めている作品がそろっています。

TVアニメ『忍者と極道』キービジュアル第2弾 (C)近藤信輔・講談社/「忍者と極道」製作委員会

 2025年10月に入り、続々と秋アニメの放送が始まりました。今季も多彩なラインナップが並ぶなか、原作で過激な場面や胸を抉るような描写が描かれている作品について、「どこまで忠実に描かれるのか?」と放送前から注目を集めています。

●『忍者と極道』

 アニメ『忍者と極道』(原作:近藤信輔)は、現代の日本を舞台に、因縁のある忍者と極道が戦うアクション作品です。忍者の「多仲忍者(CV:小林千晃)」と極道の「輝村極道(CV:小西克幸)」は、お互いの正体を知らないまま友情を育み、やがて敵同士だと気付かぬまま戦いへと身を投じていきます。

 原作では、双方の戦闘は苛烈を極め、生首が飛ぶスプラッタ描写や薬物を用いたアウトローな展開などがあり、映像化は難しいと考えられていました。しかし、アニメ化が決まり、原作者の近藤先生自身も「スタッフさん達が愛を込めて忍極を放送限界(ギリギリ)までアニメにしたる! って情熱(ネツ)をひしひし感じています!!!」と喜びのコメントを残しています。

 ファンからは「生首が飛んでいくのをどう表現するのか気になる」「首チョンパ大量だし、ルビ芸はアニメでは表現できないだろうし、地上波いける?」と声があがり、過激な描写や内容の描き方に注目している人が多いようです。

『忍者と極道』は、10月7日(火)26時5分(第2話以降は25時59分)より日本テレビにて放送されます。

●『さわらないで小手指くん』

 別の意味で過激なのが、アニメ『さわらないで小手指くん』(原作:シンジョウタクヤ)です。卓越したマッサージ技術を持った男子高校生「小手指向陽(CV:安田陸矢)」が、学費を稼ぐために寮の管理人になり、そこで暮らす女子アスリートたちの心身をケアしていく姿を描きます。

 向陽の技術は女性たちを恍惚とした表情にさせるほどの腕前で、マッサージを受ける彼女たちは色っぽい表情を浮かべたり声を漏らしたりします。公開されたPVでも、息を切らせて顔を赤らめている女性や、規制が施された大人向けのシーンが描かれており、観た人からは「地上波でアニメ化できるのかと思ったけど、案の定ギリギリを攻めてるな……」と驚きの声があがっていました。

『さわらないで小手指くん』の放送形態は、映像と音声に規制を施した「オンエア版」、一部規制が緩和された「デレギュラ版」、そして規制なしの「完全デレギュラ版」の3種類が用意されています。オンエア版は、10月5日(日)25時5分よりTOKYO MXにて放送されます。

●『「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition』

 2026年2月に新作映画の公開を控える「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズからは、2012年に公開された劇場版『[前編]始まりの物語』『[後編]永遠の物語』を、TVシリーズとして全11話に再編成した『「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition』です。

 本作はオリジナルアニメですが、上記2作品に劣らず衝撃展開に注目が集まっています。少女たちが魔法少女となり魔女と戦うなかで、過酷な運命に直面する物語で、かわいい絵柄に反して重苦しい内容が描かれており、魔法少女たちに待ち受ける過酷な宿命から「鬱アニメ」と称されることも少なくありません。

 放送は10月12日(日)よりMBS/TBS系全国28局ネットにて「日5」枠で予定されています。子供も視聴する時間帯での放送とあって、ファンからは「まどマギがTVで見られることへの喜びと、日曜夕方5時に放送していいのかという心配が込み上げてる」「初見の幼児がトラウマになりませんように」と心配する声があがっています。

(LUIS FIELD)

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