話題株ピックアップ【昼刊】:横河電、UBE、メルカリ
■横河電機 <6841> 3,273円 +200 円 (+6.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
横河電機<6841>が急反発している。7日の取引終了後に26年3月期の業績見通しを発表。売上高5600億円(前期比0.4%減)、営業利益800億円(同4.2%減)に減る見通しとなったが、為替の影響が大きく実質的には増収増益を見込む。あわせて年間配当を前期比6円増の64円に増配する計画としたことが好感されているようだ。売上高は前期までに中東などで受注した大型案件が寄与する見通しだ。想定為替レートは1ドル=140円(前期は152円55銭)、1ユーロ=150円(同163円59銭)に設定した。なお、同時に発表した25年3月期業績は売上高5624億400万円(前の期比4.1%増)、営業利益835億2300万円(同6.0%増)だった。■UBE <4208> 2,213.5円 +127 円 (+6.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
UBE<4208>が続急伸となっている。7日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益が48億円の赤字になったようだと発表。従来予想の175億円の赤字から赤字幅が大幅に縮小する見通しとなり、これを好感する買いが入っているようだ。1月28日に発表したベーシック事業の構造改革に伴う減損損失が想定を下回ったことに加え、繰延税金資産の計上に伴い税金費用が減少したことが上振れの要因。全てのセグメントで営業利益が改善したことも反映した。■メルカリ <4385> 2,446.5円 +135 円 (+5.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
メルカリ<4385>が大幅続伸、足もと物色人気化し2300円近辺のもみ合いを急速に上放れる動きとなっている。同社が7日取引終了後に発表した25年6月期第3四半期(24年7月~25年3月)決算は、営業利益が前年同期比59%増の203億3600万円と大幅な伸びを達成した。国内フリマなどのマーケットプレイス事業が好調で流通総額の増勢が続き過去最高を更新しているほか、フィンテック事業も収益に貢献している。これを評価する形で買いを呼び込んでいる。テクニカル的には上向きの13週移動平均線を明確に上回ってくれば、一段高への期待が膨らむ。■JMDC <4483> 3,300円 +167 円 (+5.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
7日に決算を発表。「今期最終は2%増で9期連続最高益更新へ」が好感された。JMDC <4483> [東証P] が5月7日大引け後(15:45)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益は前の期比57.9%増の72.7億円に拡大し、従来予想の62億円を上回って着地。26年3月期も前期比1.7%増の74億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
⇒⇒JMDCの詳しい業績推移表を見る■キッセイ薬品工業 <4547> 4,005円 +195 円 (+5.1%) 11:30現在
キッセイ薬品工業<4547>は高い。7日取引終了後に25年3月期連結決算を発表し、売上高は前の期比16.9%増の883億3000万円、営業利益は同43.7%増の57億7300万円だった。続く26年3月期の売上高は前期比3.6%増の915億円、営業利益は同3.9%増の60億円の見通し。配当予想も前期比20円増の120円としており、これを好感した買いが集まっている。過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」など、引き続き各種治療薬の育成による売り上げの増加を見込む。あわせて、30年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高1100億円以上を目指す。株主還元については中計期間中に累進配当(普通配当)で270億円、機動的な自己株式取得として300億円とする方針を掲げた。また、140万株(自己株式を除く発行済み株数の3.27%)を上限に、8日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、キッセイは予定通り買い付けを実施し、136万9200株を取得した。■コロプラ <3668> 489円 +23 円 (+4.9%) 11:30現在
コロプラ<3668>が急反発した。7日の取引終了後、25年9月期第2四半期累計(24年10月~25年3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比10.6%増の140億4300万円、営業利益は同4.0倍の14億1300万円となった。大幅な営業増益となったことを評価した買いが集まったようだ。投資育成事業においてタイミー<215A>などの株式を売却した影響が出た。スマートフォン向けゲームの「ドラゴンクエストウォーク」も好調に推移し、引き続き業績に貢献した。一方、投資有価証券の一部で減損処理に伴う評価損14億4900万円を特別損失として計上。最終利益は微増の1億7700万円だった。■ディスコ <6146> 30,140円 +1,375 円 (+4.8%) 11:30現在
ディスコ<6146>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われているほか、アドバンテスト<6857>も5連騰と戻り足を強めている。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>が3%高に買われたほか、半導体セクターに買いが優勢となりフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶりに反発した。トランプ米政権がバイデン前政権時代に策定されたAI半導体の輸出規制を撤回する方針にあると報じられ、これが材料視されているもよう。報道が現地時間の午後だったため、米株市場で半導体株への買いは限定的だったが、この流れを受けて東京市場でエヌビディア関連に位置付けられる半導体製造装置関連株への買いを誘導している。■クスリアオキ <3549> 3,585円 +135 円 (+3.9%) 11:30現在
クスリのアオキホールディングス<3549>は大幅高に買われ6日続伸で年初来高値を更新している。株価は3624円まで上値を伸ばし、23年12月につけた上場来高値3627円を視界に捉えている。7日の取引終了後、4月度の月次営業速報を発表。既存店売上高が前年同月比11.8%増と増収基調を継続したことが好材料視されているようだ。既存店の客数は同5.6%増、客単価は同5.9%増といずれも増加した。なお、全店売上高は同20.8%増だった。■東京センチュリー <8439> 1,550円 +58 円 (+3.9%) 11:30現在
東京センチュリー<8439>が続伸した。同社は7日の取引終了後、米国の連結子会社がロシアの航空会社に向けてリースをしていた機体を対象とする保険金に関し、一部の保険会社との間で保険和解金として3億9800万ドル(約570億円)を受領する契約を締結したと発表。26年3月期に同額の円貨相当額を特別利益として計上する見込みとしており、材料視されたようだ。リース機体やロシアの航空会社を実質与信先とする融資・融資保証に関する債権を巡り、東京センチュは回収の見通しが立たない状況となったとして、23年3月期に特別損失を計上。その後、保険会社に対して保険契約に基づく支払いを請求するため、訴訟手続きを進めていた。和解契約の締結に至っていない他の保険会社との訴訟については、引き続き継続するとしている。■エービーシー・マート <2670> 2,804円 +74.5 円 (+2.7%) 11:30現在
エービーシー・マート<2670>は4日続伸で戻り足を強めている。7日の取引終了後に発表した4月度売上高で既存店売上高が前年同月比3.5%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。地域によって集客に差があり客数は同0.9%減となったものの、客単価が同4.5%上昇したことで補った。商品別ではテレビCMやデジタル販促を仕掛けた新作シューズやキッズシューズ、薄手のウェアが好調に推移した。なお、全店売上高は同4.2%増だった。■川崎汽船 <9107> 1,992円 +46 円 (+2.4%) 11:30現在
川崎汽船<9107>が底堅い動き。同社は7日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比9.3%減の9500億円、最終利益予想は同67.3%減の1000億円とした。一方、年間配当予想は前期比20円増配の120円とした。大幅な減益予想を示したことを受け、朝方の同社株は下げに沈む場面があったものの、減配が回避されたことを評価する買いが次第に優勢となり、株価は持ち直した。米国の関税政策や円高による影響を業績予想に織り込んだ。想定為替レートは1ドル=140円79銭。25年3月期の売上高は前の期比9.4%増の1兆479億4400万円、最終利益は同3.0倍の3053億8400万円だった。■リオン <6823> 2,433円 +40 円 (+1.7%) 11:30現在
リオン<6823>が続伸。4月28日に2568円の戻り高値をつけた後はいったん利益確定売りに水準を切り下げたが、足もとで再び買い注文が増勢となっている。「リオネット」ブランドで展開する補聴器の国内トップメーカーだが、高齢化社会の進展で商機が高まっている。また技術力の高さに定評があり、微粒子計測器で高い実績を有し、半導体業界向けの需要獲得が顕著だ。26年3月期業績は営業利益段階で9%増の44億円予想と、2ケタ成長に近い伸びでピーク利益更新基調が続く見通しにあり、PERなど株価指標面からも割安感がある。テクニカル的に抵抗ラインとして意識されているのは2400円台後半を横に走る75日移動平均線で、目先下方カイ離の解消を経て2500円台に再浮上できるかが注目される。■NTTデータグループ <9613> 3,492円 +500.5 円 (+16.7%) ストップ高買い気配 11:30現在
NTTデータグループ<9613>に大量の買い注文が集まっている。日本経済新聞電子版は8日未明、「NTTが上場子会社で海外事業を統括するNTTデータグループ(データG)を完全子会社化する」と報じた。報道内容に関し、NTT<9432>とNTTデータは同日午前8時30分に、本日開催する取締役会で付議する予定だとするコメントをそれぞれ開示した。NTTによるTOB(株式公開買い付け)の際に株価に上乗せされるプレミアムへの期待が膨らんだ。記事によると、NTTはNTTデータ株の約58%を保有しており、残りの約42%の株式をTOB(株式公開買い付け)を通じて買い取るという。買い付け価格は足もとの株価に3~4割のプレミアムを加えるもようだとしている。報道を受け、東京証券取引所は8日午前8時20分から同日午前8時45分の間、NTTとNTTデータの株式売買を一時停止した。■ソフトバンクグループ <9984> 7,240円 -175 円 (-2.4%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が4日ぶりに反落した。同社傘下で半導体設計を手掛ける英アーム・ホールディングス<ARM>が米国時間7日、25年1~3月期の決算とともに公表した4~6月期の売上高予想は10億~11億ドル(1~3月期は12億4000万ドル)となった。市場では物足りないとの受け止めが広がり、時間外取引でアームは急落。ソフトバンクGの株価の重荷となっている。4~6月期のアームの1株利益(調整後)予想は0.30~0.38ドル(同0.55ドル)となっている。■ネットイヤーグループ <3622> 531円 +80 円 (+17.7%) ストップ高 11:30現在
ネットイヤーグループ<3622>がストップ高の水準となる前営業日比80円高の531円に買われた。日本経済新聞電子版が8日未明、「NTTが上場子会社で海外事業を統括するNTTデータグループ(データG)を完全子会社化する」と報じた。NTTデータグループ<9613>に対し、NTT<9432>が株価にプレミアムを上乗せする形でTOB(株式公開買い付け)を実施するとの思惑が広がるなか、NTTグループの上場子会社に対する投資家の関心が高まり、NTTデータが筆頭株主となっているネットイヤーに投資マネーが流入したようだ。NTTデータを親会社に持つエヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>も急伸している。■レナサイエンス <4889> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高 11:30現在
レナサイエンス<4889>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1149円に買われた。男性型脱毛症及び加齢性脱毛症外用薬「ET-02」に関し、同社がライセンス契約を締結している米エイリオン社が米国時間7日、ET-02の臨床試験結果に関する学会発表を行う予定だとホームページで告知した。これを材料視した買いが集まったようだ。カリフォルニア州サンディエゴで開催される国際研究皮膚科学会(Society for Investigative Dermatology)の2025年次総会において、米国時間9日に予定されているポスターセッションにおいて公表するという。なお、レナは7日の取引終了後、慢性骨髄性白血病に向け第3相臨床試験を実施しているPAI-1阻害薬RS5614について、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」での助成期間が2年間延長されたことを受け、このほど今年度の助成金額が5200万円で確定したと開示している。 ●ストップ高銘柄ピアラ <7044> 403円 +80 円 (+24.8%) ストップ高 11:30現在
いつも <7694> 755円 +100 円 (+15.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、5銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース