行方不明の岡﨑彩咲陽さん(20)元交際相手からのストーカー被害を警察に訴え…祖母の家に“避難”も 元交際相手宅で発見された遺体の身元確認急ぐ
神奈川・川崎市に住む20歳の女性が2024年から行方不明になっていることがわかりました。
警察は、女性が何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて、元交際相手の男性の自宅を家宅捜索したところ、性別不明の遺体が見つかったということです。
警察は遺体の身元を確認するとともに死体遺棄事件とみて調べています。
2024年12月から、女性の家族が事件の可能性を訴えるなどしていたところ、4月30日夜、警察が家宅捜索をして遺体を見つけたということです。
番組では、行方不明となっていた女性の家族を独自に取材していました。
現場で取材をしている宮司愛海キャスターが、事件の管轄となっている川崎臨港警察署の前からお伝えします。
警察署の前には、家族・親族でしょうか関係者とみられる人が20~30人ほど集まってきています。 そして、行方不明となっていた岡﨑彩咲陽さんの父親が警察署内に入っていて、警察と会話をしているところです。
家族によりますと、行方不明となっているのは岡﨑彩咲陽さん(20)です。
彩咲陽さんは元交際相手の男性からストーカー行為を受けていたということですが、2024年12月から行方不明となっていました。
そのため、家族は行方不明届を提出するなど警察への訴えを重ねていたということです。
そして、先ほど彩咲陽さんの父親にお話を伺うことができました。 その内容も後ほどまとめてお伝えしたいと思いますが、まずはこの事件を時系列で振り返ります。
岡﨑彩咲陽さんは、2024年4月ごろから男性と交際を開始しました。 翌月5月には2人の関係が悪化し、家族によると、男性のストーカー行為が開始したということです。
さらにその翌月、岡﨑さんが男性から連れ去られて暴力を振るわれていたということです。
この際、後に取り下げられてはいますが、岡﨑さんは被害届も提出していたということです。
そしてその後、身の危険を感じた彩咲陽さんは、地方の親族の家に身を寄せるなどしたあとに、2024年末に川崎の祖母宅で同居を始めます。
そして、そこでもストーカー行為が再び開始し、12月20日に祖母の家から岡﨑さんが失踪したという経緯がありました。
──時系列を見ていくと2024年12月時点で本人と連絡が途絶えたということか?
はい、そうなんです。ただ、家族によりますと、心配して連絡をしたところ「友達の家にいる」と当日返信があったということです。
彩咲陽さんの父親によりますと、その返信の内容も誰かから送らされたのではないかという話も聞かれました。 そして失踪の後日ですが、彩咲陽さんの祖母が1階の窓ガラスが割られているのを発見して警察に通報しました。
警察が現場を調べましたが、「外側にもガラスが飛んでいるし、外側から割ったかどうかは分からない」と説明されて、その時点で彩咲陽さんの親族は、「事件性についてはない」と言われたと主張をしています。
そしてそのあと、5月1日までの4カ月間、彩咲陽さんの家族は「事件なので捜査してほしい」と警察に対して再三にわたって訴えかけ続けながら、友人に話を聞いたり、SNS上で情報収集をしたり、情報を集めてきたということです。
そして4月30日、元交際相手の男性の自宅を家宅捜索したところ、バッグの中から人の遺体が見つかったということです。 そして、その遺体は一部白骨化していたという情報が入っています。
──遺体の身元はまだ分かっていない?
そうなんです。警察は身元の確認を急ぐとともに死体遺棄事件とみて調べを進めている状況です。 なお、この家に住んでいる男性の行方については、現在までに分かっていないということです。