まだA代表5戦目、ブラジル&ガーナに続き欧州勢にも勝った22歳DF鈴木淳之介「知らない間に基準が上がっている」

DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)

[3.28 国際親善試合 日本 1-0 スコットランド グラスゴー]  期待の22歳センターバックが正確な配球で強力な攻撃陣を後方支援するだけでなく、最後は果敢な攻撃参加で欧州勢を破った。

 スコットランド戦の後半開始から左CBで途中出場した日本代表DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)は後半39分、MF三笘薫が前向きでボールを受けると、絶妙なタイミングで内側のレーンをスプリント。そこに三笘からのスルーパスが入ると、折り返しのパスをFW塩貝健人に通し、MF伊東純也の決勝ゴールにつなげた。

 初めてコンビを組んだ三笘も「タイミングも素晴らしく、僕が1対1に入った瞬間に2対1を作れた」と絶賛の攻撃参加。鈴木は「良い感じで逆サイドから展開されてきて、うまく数的優位を作れていた。良いところに入って行けた」と振り返りつつ、三笘との連係に「落ちるタイミングだったり、フリーになるタイミングが上手いなと思った。やりやすかった」と好感触を口にした。  湘南ベルマーレ時代の昨年6月にA代表デビューを果たし、この一戦がようやく5試合目。ただ、鮮烈なインパクトを残した昨年10月のブラジル戦(○3-2)の他にもパラグアイ(△2-2)、ガーナ(○2-0)といったW杯出場クラスとの相手との対戦を重ね、4勝1分と無敗を貫いているなか、鈴木個人としても最早“新戦力”とは感じさせないようなパフォーマンスを続けている。  その背景には所属先のコペンハーゲンでUEFAチャンピオンズリーグにも出場している日常がある。すでにドルトムントやバルセロナといった欧州トップクラブと対戦し、毎試合一定の適応を見せている22歳は「あまり成長しているという実感はないけど、そういう環境でやれているからこそ、知らない間に基準が上がっているんだと思う」と謙虚に現状を語った。  北中米W杯メンバー入りも順調に近づいているように思われる。だが、当の本人は「周りのレベルもすごく高いので、そこにうまく引き上げてもらって溶け込めているからこそこういうプレーができている。自分がどうとかではないけど、うまく馴染めているかなと思う」と控えめな姿勢を崩さない。  この日の総括についても「ゼロで抑えられたのもそうだし、しっかり点を取って勝ち切れたのは良かった」と結果には手応えを口にしたが、「ロングボールだったり、浮き球の処理が下手くそだなと思ったので集中してやりたい」と改善点に着目。31日のイングランド戦、3か月後のW杯に向けて「本番だったり、次の試合はもっと緊張感のある展開になると思うので、簡単なミスをしないようにしないといけない」とさらに気を引き締め、好パフォーマンスを誓った。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集●2026ワールドカップ(W杯)大会日程・テレビ放送▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべくり倒す話題のポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信中

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