ChatGPTに“廉価プラン”が登場したけど…「広告」が入る。これ1500円はどうなの?

新しいChatGPTの料金表 Image: OpenAI

うーん?

ChatGPTは無料で使うこともできますが、それでは真の能力を発揮できません。ところが、最新モデルや機能がアンロックされるサブスクリプションはいいお値段。中位に相当する「Plus」で月3,000円。上位の「Pro」は月30,000円です。

ところがこの度、エントリーに相当する「Go」プラン(月1,500円)が追加されました。課金の敷居の高さをなんとかするのが目的です。

これだけだとプランに幅が出て好みで選びやすくなったね〜という話なのですが…実はそうではありません。話はけっこう複雑です。

同時に「広告の導入」も発表されており、対象は無料版とGoプランとなっているのがその理由です。Goプランが「広告ありのサブスク」であること・無料版は広告が導入されるだけ、という発表内容なのが最大のポイントなのです。

Goプラン自体は普通にアリ

機能・性能面を見ると、Goプランは無料版よりワンランク上の使い方ができる、という感じになっています。より賢く、快適に感じられるはずです。

・最新AIモデル「GPT-5.2 Instant」が使い放題に。より会話を長く続けられたり、過去の会話をよりしっかり覚えるようになります。

・生成できる画像の数も上限が緩和され、多くなります。

「ChatGPT広告」はそこまで気にならない…かも?

じゃあ、入ってくる広告はどんな感じなんでしょう? 以下にOpenAIが公開している広告の表示イメージ(サンプル)を掲載します。

ChatGPTに表示される広告のイメージ(サンプル)Image: OpenAI

ご注意いただきたいのは、現段階では広告表示のテストが米国で開始されているのみだということ。日本にはきておらず、現状で本格的に導入されたらどうなるのかも不明です。

広告自体を見てみると、AIの回答直下に「Sponsored」と書かれたカードが差し込まれているのがわかります。

メキシコ料理のレシピを聞けばホットソースの広告が、旅行の相談なら現地の宿の広告が表示される、といった感じ。単なるリンクではなく、「Chat with...」ボタンで広告主とそのままチャットできるようです。

今のWeb広告には、動画が強制的に再生される・全画面に表示されるといった「目的のコンテンツが見づらくなるもの」が多々ありますが、それよりだいぶ控え目ではあります。

「ChatGPT各プランの意味」を確認しておこう

全体としてChatGPTのプランはどうなったのでしょうか? どのプランで使うべきなのでしょうか? その辺りを見やすくするために、各プランの内容をざくっと表にまとめてみましょう。

プラン名 月額料金 広告 性能・機能 無料 0円 あり 最新モデル・機能の利用が制限されている Go 1,500円 あり 最新モデル・機能が制限付きで解放される Plus 3,000円 なし 最新モデル・機能がほぼ解放される Pro 30,000円 なし Pro専用モデル解禁・機能上限/制限、実質なし・最新機能先行実装あり

こうやって整理してみると、「導入される広告がどれだけ派手なのか?」はとても重要に見えます。無料→Goで体験は上がるように設定されていますが、広告がそれをスポイルするレベルのものだと意味がないからです。

「無料で使い続けるか?」にも影響するでしょう。主張はそこまで激しくなさそうですが、無料版視点で見ると純粋ダウングレードです。

「課金するならPlus」「しないなら無料版」が無難そう

これからは、こういった点も踏まえて、どのプランで利用するかを各自で決めていくことになります。ChatGPTのプラン選びは確実に複雑になったと言えます。

そんな中、引き続き無料版とPlusは引き続き良さがわかりやすいのではないでしょうか。

無料版には「料金がかからない」という、シンプルながら最大のメリットがあります。

一方のPlusは、ほぼすべてのモデル・機能が解禁されるのが強みです。一般的な利用であれば十分以上、最新最先端のChatGPTが使えると言っていいです(※)。Go→Plusは料金差が大きいですが、機能面の差も非常に大きくなっており、広告も入らないため考慮しなくていいという面もあります。

※ Proは、解放されるモデル・機能の使いどころがないのであれば、ほぼPlusと同じだと思います。gpt-5.2-codexをCodexで連打できるメリットが大きい開発者・gpt-5.2-proを高度な問題の処理に使える研究者なら活かせるかもって感じです。

Source: OpenAI (1, 2, 3)

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