U-20日本代表は西原先制弾もメキシコに追いつかれてドロー…勝敗つけるPK戦で敗れて勝ち点2獲得ならず

日本は連勝とはならなかった

[6.7 モーリスレベロT GL第2節 U-20日本 1-1(PK3-4) U-20メキシコ]  U-20日本代表は7日、フランスで行われているモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)のグループリーグ第2節でU-20メキシコ代表と対戦し、1-1のドロー。勝ち点2を懸けたPK戦で3-4で敗れ、勝ち点1のみの獲得となった。準決勝進出を懸け、10日の第3節でデンマークと対戦する。

 2連勝を狙う日本は先発2人を変え、GKピサノアレックス幸冬堀尾とMF西原源樹が起用された。4-2-3-1の布陣を敷き、GKはピサノ、4バックはDF高橋仁胡、DF塩川桜道、DF市原吏音、DF梅木怜。2ボランチはMF大関友翔とMF小倉幸成。2列目は左から西原、MF石井久継、MF中川育最前線は初戦2ゴールのFW神田奏真が入った。

 序盤からメキシコの攻撃を受けながらも、日本は少しずつ攻勢を強めていく。前半32分に待望の先制ゴール。右サイドに展開したボールを中川がマイナス方向に戻すと、大関がPA右の深い位置にスルーパスを出す。反応した梅木が粘りながら競り勝ち、すばやくクロス。グラウンダーのボールを西原が右足ダイレクト。ゴールに叩き込み、1-0とリードを手にした。  前半残り時間で攻め立てた日本だが、追加点を決めることはできずに1-0で後半に折り返した。

 後半19分、日本は最初の交代カードを切る。西原を下げてMF平賀大空が投入されると、左サイドでプレーをした。26分には痛恨の失点。ゴール前にこぼれたボールをFWウーゴ・キャンベロスに決められ、1-1と試合を振り出しに戻された。

 失点から2分後、日本は2枚替え。石井と神田を下げてMF石渡ネルソンとFW道脇豊が出場した。41分にも2枚替えを行い、高橋と中川に代えてDF布施克真とDF佐藤海宏が出た。

 残り時間で決着はつかず、90分間の試合は1-1のドロー。勝敗をつけるべく、最後はPK戦を実施した。PK戦の勝者は勝ち点2、敗者は勝ち点1を手にする。  先攻の日本は道脇が1人目のキッカーを務めるが、シュートは相手GKに阻まれた。2人目の大関は決めるも、3人目の平賀はゴール枠外に外してしまう。ピサノが相手の3人目を止め、日本は4人目の石渡、5人目の市原が決める。だがメキシコの4人目と5人目に決め切られ、3-4で敗戦した。

 日本は勝ち点4で首位をキープ。勝ち点3のメキシコが2位と続く。この後に第2節を行うデンマーク(勝ち点2)が3位、同じくコンゴ共和国(勝ち点0)が4位となっている。

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