まさかの丸大食品が作ってる「アールグレイスコーン」が傑作! スーパーでスコーンが買える時代になったぞ

世は空前絶後の紅茶ブームであり、スコーンブームである。

スコーン人気はすさまじいものがあり、各地のデパートでは「英国展」や「スコーンパーティー」なる催事も行われ、人気店のスコーンは大行列。

もうちょっと日常的に食べられるスコーンがあったらいいなと思ったら、なんとスーパーのチルドコーナーで「アールグレイスコーン」なる商品を見つけてしまった!

しかも作ってるのはハムでおなじみ丸大食品である。丸大が、スコーンを、なんで!?

・丸大食品の「おいしいひと休みシリーズ」

この商品を見つけたのは、取材のために鶯谷のLIFEを訪れたときのこと。

LIFEの中でも大型店舗なのでいろんな食材が売っていて、チルド食品コーナーもなかなかの品ぞろえ。お馴染みのピザやホットドッグ、ホットケーキに混じって、この丸大のスコーンが並んでいたのである。

まさかパンコーナーじゃなくてチルドコーナーにスコーンがあるとはね。

それにしても……地味なパッケージである。あえて今どきを避けたようにすら思える「アールグレイスコーン」と書かれただけのデザイン。

しかも価格は2個入りで300円台。安い。圧倒的に安い。スコーンはバターをたっぷり使うし、小麦も高騰してるので専門店で買うとけっこう高いのに……。

・本気のスコーンなのか、それとも…

だがしかし、こうしたお手軽スコーンは「スコーンにしては甘くて柔らかいな?」みたいなパターンも往々にしてあるわけで。特に、スタバに売ってあるような三角形のアメリカ式スコーンだとそのパターンが多い気がする。

そういうのも美味しいっちゃ美味しいんだけど、甘くて柔らかいスコーンではちょっと物足りないのだ。

リーズナブルなもので、スコーンガチ勢が喜ぶような硬めで口の中の水分が持ってかれるようなスコーンは少ない。果たしてこの丸大食品のスコーンはどうなのか。その辺を探っていきたいと思う。

・いざ実食

まず、家に帰っていざ食べようとして感じたのが「このスコーンはかなりデカい」ということ。1個が市販のスコーンの2個分くらいある。

一気に2個食べようと思ったけど、これは1個でも十分だな……。

とりあえず、裏の説明書きにあるようにラップをしたあと30秒チンして……。

オーブントースターでさらに2分ほど焼いてみた。

冷蔵庫から出したてはしっとりしてたけど、かなり焼き立てっぽくなった! 美味しそう。

・クロテッドクリームと紅茶を用意していただく

今回はスコーンに合わせて、紅茶とクロテッドクリームを用意して、本気のクリームティーセットにしてみた。

自宅でどれだけ本気仕様のスコーンと紅茶が楽しめるかが大事なのだ。

というわけで、いただきます。手で割るのはわりと簡単。ボロボロ崩れるような硬いスコーンではない。

口に入れた瞬間、驚いた!

予想以上に、本気仕様のスコーンじゃないか!

生地がそこまで甘くないし、外側はかりっとしていて、内側はほっくりとしていて食感も香ばしくていい。

焼いて美味しくなることを前提にして作られてる感じなのだ。

これはクロテッドクリームをたっぷりつけるとうまいやつ!

ついでにジャムもあった方が、より美味しいやつ!

しかも口の中の水分を持っていくので、紅茶がガンガン飲めるやつだ〜!

ただし、1個あたり338kcal、炭水化物43.9g、脂質15.1gとめちゃくちゃハイカロリー。なのでそこだけは気をつけたほうがいいですね。

・絶妙なバランス

丸大のスコーン、まさかの紅茶好きも納得のスコーンであった。

硬めのザクザク系でもなく、しっとりソフト系でもない、まさにちょうどいい硬さ。丸大食品すごすぎるぜ。

しっとり派もザクザク派もどっちもいけるし、スコーンガチ勢もそうでない人も「美味しい」と思える絶妙なラインなのだ。

そしてスコーン自体の甘みが強くなく、ほどよくパサパサしてるので、クロテッドクリームをつけたり、ジャムをつけたりしてアレンジする楽しみもある。

逆に言うと、朝の急いでる時間とか飲み物がない状態で食べると、口の中がパサパサになってしまいそうだから注意だ。

自分が想像してたよりもずっと、お店みたいなクリームティーが楽しめるスコーンだった。これが全国のスーパーで300円台で買えるのはありがたい。

思い立ったらすぐに紅茶とスコーンが楽しめる生活、最高だと思うので願わくば、もっとたくさんのスーパーで販売されてほしい。

スコーン好きにもお勧めできる味だったので、ぜひ、クロテッドクリームといっしょにいただいてくださいませ。自宅でアフタヌーンティーも夢じゃないですぞ。

参考リンク:丸大食品 執筆:御花畑マリコ Photo:RocketNews24.

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