羽生結弦さん「ひとりぼっちを大切に」 第4弾「WHITE BOX」来年1、2月に開催決定

 フィギュアスケート男子で五輪を連覇し、プロスケーターとして活躍中の羽生結弦さんが原作・出演・製作総指揮を務めるアイスショー「ICE STORY」シリーズの第4弾が来年1、2月に開催されることが4日、発表になった。

 タイトルは「Yuzuru Hanyu ICE STORY 4th “WHITE BOX” TOUR」で、演出はMIKIKOさん。横浜公演(ぴあアリーナMM)は1月9、11、13日、静岡公演(エコパアリーナ)は2月5、7日に行われる。

 2022年7月のプロ転向後、羽生さんは自身が紡ぐ壮大な物語を氷上で表現してきた。23年2月の東京ドーム公演「GIFT」で「ICE STORY」はスタート。第2弾「RE_PRAY」で「生きること」について、第3弾「Echoes of Life」で自身の「命」という問いに対しての物語とプログラムを披露し、新しい世界を作り出してきた。

 今年4月に宮城で滑り、11月に佐賀(28、29日、SAGAアリーナ)で上演予定の「REALIVE」では、「ICE STORY」を土台にしながら、過去のプログラムたちを存分に披露した。同公演第2部「Prequel:Before the WHITE」での前日譚を経て、物語の本編が幕を開ける。

 ▼羽生結弦さんコメント

大切なひと、大切にしているもの、過去、記憶、思い出。

皆さんから見えている世界は、どんな色ですか。

皆さんから見える私は、どんな色をしていますか。

同じ景色を見ても、感じることや、記憶に残るものは違うのだと思います。

好きも、嫌いも、得意も、不得意も、私たちはそれぞれ違います。

それぞれに、これまで感じてきたこと、大切にしているものがあって、それらが違うからこそ、誰かの何かに心を動かされたり、動いてしまったり、自分にはない感じ方に出会えるのだろうと思っています。

そんな誰もが抱えている、誰とも違うという「ひとりぼっち」を大切にして、「ひとりぼっち」同士だからこそ重なりあえた綺麗な瞬間を、出会いを、そして幸せを、大切にしてほしいと願い、この物語を綴りました。

MIKIKO先生をはじめとする世界最高のチームと作りだす世界と共に、全身全霊で、願い、祈り、滑ります。

 ▼MIKIKOさんコメント

 人は、世界を知れば知るほど自由になれるのか。

それとも、自分自身の奥深くにある、誰にも触れられない場所を知ることになるのか。

羽生くんと作品を重ねる中で、そんなことを考えます。

さまざまな景色を見て、表現の可能性を広げ続ける一方で、彼の内側には、変わらず深い静けさがあるように感じます。

けれど今、その静けさを否定するのではなく、自分自身の一部として受け入れ、同じように心の奥に言葉にならない思いを抱える誰かの力になろうとする姿に、ひとりの人間としての成熟と、表現者としての新たな強さを感じています。

孤独は時に、誰かとつながるための入り口にもなる。

そして4作目を迎える今、何より驚かされるのは、そうした繊細で複雑な感情を表現する身体までもが、想像を超えて進化し続けていることです。

心の深まりと、身体の進化。

そのふたつが重なり合う今だからこそ、生まれてくる表現があるのだと思います。

今回のICE STORYでも、彼の身体に宿る記憶や感情、まだ名前のついていない感覚を、ひとつひとつ丁寧にすくい上げながら、今の羽生結弦だからこそ描ける新しい景色を、共に作っていきたいと思います。

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