春の園遊会、愛子さまの「大人カワイイ」が加速 淡いラベンダーのお姉さんな装い
4月17日、天皇、皇后両陛下が主催する2026年春の園遊会が東京・元赤坂にある赤坂御苑で開かれた。両陛下の長女愛子さまの装いから「新たな一面」も見られた。
【写真】「絢爛華麗」女性皇族の装い 優美な皇后雅子さま、愛子さまの本振袖そして金髪に着物姿の瑤子さま
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天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会で、招待者と懇談される両陛下の長女、愛子さま。春の日差しの下、薄紫の装いがやわらかく輝いた。
愛子さまにとって5回目の園遊会。2024年春に初めて出席された際の初々しい印象も思い起こされるが、今回は成熟した「お姉さんらしさ」が表れているようだった。装いからも、愛子さまの「変化」が感じられた。
園遊会デビューしたころの天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2024年4月23日、東京・元赤坂の赤坂御苑、松永卓也撮影(朝日新聞出版/JMPA)ファッションジャーナリストの宮田理江さんはこう語る。
「愛子さまがますます大人っぽくなっています。少女ムードが抑えられ、レディー感が増しました。雰囲気で言えば、皇后雅子さまに通じるような気品が備わってきたようにも感じました」
レディー感がにじむ装いのポイントは?
春の園遊会で、ピンクがかった淡いラベンダーの装いだった天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2026年4月17日、赤坂御苑、JMPA園遊会デビューの2024年春は、愛らしいピンクのセットアップだったが、今回は同じ系統の色合いでありながら、ぐっと落ち着いた印象になった。
「今回の装いは、ピンクがかった淡いラベンダーに見えます。ピンクは愛子さまが好んでまとう色ですが、これまでよりも穏やかなトーンです」(宮田さん、以下同)
つやめきが加わった。
「セットアップはシルク調のつやめきを宿した生地で仕立ててあります。控えめで上品な光沢感があります」
帽子も印象的だった。
「園遊会デビュー時よりも小ぶりで、丸みを帯びたフォルムが特徴的です。『大人カワイイ』表情を帯びています」
これまでの「真面目で可憐(かれん)」というイメージを大切にしながら、帽子が小さくなったことで「可憐さ」が少し引き算された。その分、落ち着きが加わり、お姉さんらしさがにじんで見えた。
帽子や襟、ポケットのフラップにさりげなくレースをあしらったデザインが印象的な天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2026年4月17日、赤坂御苑、JMPA帽子は全体的にレースがあしらわれていた。
「襟、ポケットのフラップにさりげなくレースをあしらったデザインが印象的です。トレンドのレースを取り入れながらも、あくまで上品にまとめているところに、気品ある着こなしが感じられます」
流行も取り入れる、大人の女性としての余裕が漂う。
「年齢やご経験を重ねる中で、ひとりの『大人』として着実に成長しておいでのように見えました。装いも徐々に大人っぽさを増していくのは自然なことです」
トレンドはシルエットにも表れている。ジャケットはやや短めのクロップド丈で、軽やかな今らしさをプラス。ワンピースは緩やかなAラインで、コンパクトな上半身とのバランスが、やわらかな抑揚を生み出していた。
三浦璃来選手と木原龍一選手と懇談する天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2026年4月17日、赤坂御苑、JMPAPage 2
園遊会デビュー時の愛子さまと比べてしまうのは、髪形の変化も大きいだろう。
愛子さまはロングだった髪をばっさり切って、3月にボブの髪形を披露した。
「髪を短く整えると、顔立ちがくっきりし、その人らしさが際立つものです。帽子から衣服へのつながりが強まり、表情を含めたコーディネート全体のまとまりがよくなります。短めの髪型やトーンの淡い無地コーディネートは、愛子さまの表情を印象づける結果につながったかもしれません」
時間を重ねながら育まれた、愛子さまの美しさが映える装いだった。
(AERA編集部・井上有紀子)
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