タイムズカー漏えい補償は? ユーザーに届いた「おわび」メール

タイムズの看板=東京都千代田区で大村健一撮影

 お客様の個人情報漏えいが判明しました――。

 会社員の男性(41)は1通のメールを開き「まさか」と思った。

 送り主は「タイムズカー」。定期的に利用しているカーシェアリングの会社だ。

 「犯罪に悪用されるかもしれない」「補償はあるの?」

 確認したいことが次々と浮かんだ。

 運転免許情報を含んだ大規模な個人情報流出に不安と怒りが広がっている。

「スマホ一つで」利便性高く

 男性がタイムズカーに登録したのは2020年ごろ。

 1人分の月額使用料で家族全員が利用できる「家族プラン」に入会した。

 登録には運転免許証の画像送信が必要。深く考えずにスマートフォンから送った。

 妻と小学生の子どもと3人で東京都多摩市に住む。

 徒歩10分圏内にはタイムズカーの車が利用できる駐車場が複数ある。

 マイカーの購入は選択肢にない。駐車場代や車にかかる税金を考えると、家計への負担が大きすぎる。

 その点、タイムズカーなら月額880円の基本使用料に、1回の運転ごとに時間や距離に応じた金額を支払うだけ。

 休日に家族との遠出などで使うことが多い男性には割安だった。

 直近では千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」に日帰りで行った。

 12時間以内の利用プランで支払いは6000円程度。「安くてスマホ一つで簡単に予約できる」。物価高もあり、タイムズカーの利便性をより高く評価していた。

つながらないオペレーター

 不正アクセスで最大660万アカウントの個人情報が漏えい――。9月28日、男性のスマホにネットニュースが表示された。

 タイムズカーの親会社「パーク24」(東京都品川区)が発表したものだった。

 翌29日には、うち160万アカウントに運転免許証や家族確認書類の画像などが含まれていると追加発表された。

 男性に「おわび」のメールが届いたのは2日後の10月1日だった。

 記事後半ではタイムズカーのオペレーターの回答、訴訟の動き、被害回復の難しさを解説しています

 氏名、住所、生年月日、電話番号、メールア…

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