【無制限1本勝負】おすすめコロッケ選手権開催! 編集長が「1番美味い!」という商品はどれだ!?
編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。回を重ねるごとに、羽鳥の偏ったジャッジにメンバーの不満が高まり、そのうちつかみ合いのケンカが始まるんじゃないか? と思うほど、空気がヒリついている。緊張感があるから面白い! 予測不能、予定調和ゼロでこの企画は続けます!
さて、今回は5月6日が「コロッケの日」であることにちなんで、おすすめのコロッケを持ち寄って羽鳥に食べてもらうことになった。今回も9名がそれぞれの主張を携えて商品を持ち寄ったのだが、またしても、羽鳥は予想外の判定を下すこととなった。そういうのは先に言っておけよ!
・おすすめコロッケ
先におことわり。前回の記事に最後に「次回はシュークリーム」とお伝えしていたのだが、5月6日に合わせてコロッケに変更しました。ご了承ください。
さて、これまでにあんぱん・ポテトチップス・アイスクリーム・おにぎりをそれぞれ持ち寄り、羽鳥は毎回、意外すぎる判断基準で1位を決めている。とくにおにぎりの回では、食べてもらえない商品が3品も出る始末。
おすすめで買ってきたのに食べてすらもらえないなんて……。この屈辱は、それを味わった者にしかわからない。
ニコニコしてはいるけど好みには非常にシビアで、ジャッジの厳しさは鬼。このこだわりはもはや「マニア」を通り越して「サイコ」のレベル。ちょっと怖くなってきた……。
今回のコロッケはどんな厳しい判定が出るのか? さっそくメンバーの購入商品を紹介していくぞ。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1番を取った回数を示している。各々の成績も踏まえて、ご覧ください。
◆佐藤英典☆☆ 新宿アカシア「帆立貝のクリームコロッケ」 税込840円(2個)
佐藤「今回、私がこれを選んだのは前回のおにぎりの時と同じく、できるだけ出来立てに近い状態のものを食べさせたいと思ったからだ。新宿で洋食といえば、ロールキャベツで有名な『アカシア』しかない。このコロッケなら間違いないだろう。
クリームコロッケを選んだのは、羽鳥が変化球に弱いことを狙ったゆえだ。きっと「何コレ!? 美味しい~!」っていうはずである。
◆あひるねこ ローソン「北海道産きたあかりの牛肉コロッケ」 税込108円
あひるねこ「とんかつやメンチカツと違って、コロッケは安ければ安いほど趣があると思っている。むしろそのチープさを愛でるものではないか。
商店街のお肉屋さんのコロッケも、あれは1個80円くらいだから風情があるのだ。なので今回は頑張って安いコロッケを探した。結果、会社の前のローソンで買った」
◆古沢崇道☆ ヤマザキ「大きなコロッケパン」 税込165円
古沢「見た目はパンだが “大きなコロッケそのもの” と言っても過言ではない。コロッケは濃厚ソースがたっぷりと染み込んでいてしっとり食感。口当たりがなめらかで非常に美味しい。
おすすめのコロッケは何か? と聞かれれば、すぐに『大きなコロッケパン』を挙げるくらい好き。この素晴らしさをGO羽鳥にも伝えたくて選んだ次第である」
◆原田たかし キッチンオリジン「かにくりぃむコロッケ ~蔵王産牛乳使用~」 税込140円
原田「これまでの経験上、普通の味よりも何かワンポイントというかクセのあるものが好勝負しているような気がする。
その流れを汲んで、今回勝負を任せてみたいのがキッチンオリジンの『かにくりぃむコロッケ』だ。個人的にもちょいちょい食べているやつで、値段がリーズナブルながら味はよし。きっといい勝負をしてくれるはず!」
◆和才雄一郎・中澤星児 とんかつ和幸「北あかりのコロッケ」 税込200円(2個)
和才「1つ1つのジャッジにそこまで時間を取れないことを考えると、口に入れた瞬間の勝負になるだろうなと。となると食感が重要になるな……と考えた結果、衣がザクザクして美味い「とんかつ和幸」を選んだ」
中澤「コロッケの起源は、当時高級料理だったフランスの「クロケット」の具材が手に入りにくいから、手軽で安価なジャガイモを使ったというものだ。要は、代用から生まれた料理であり、そこには庶民の知恵が詰まっている。
つまり真の魅力は素材の違いではなく、それに左右されない味の組み合わせの妙だと思う。そういう意味では、とんかつ和幸のコロッケがベストなのではないかと。なにせ、とんかつ和幸は全国108店のチェーン店で手に入りやすい。その上で、衣のザクザクさが際立ち、200円でキャベツとソースまでついてくる。問題はGO羽鳥がコロッケを理解しているか、それだけだ」
◆砂子間正貫 人形町今半「特撰すき焼コロッケ」 税込324円
砂子間「編集長には本当に美味しいものを食べてもらいたい。ってことで、人形町名物・今半の「すき焼きコロッケ」を選んだ。しかも切り落としの牛肉がごろっと入っている “特撰” である。コロッケ界のキング・オブ・キングに震え上がれ!」
◆Yoshio ライフ「サクサク食感! ベーコンポテトコロッケ」 税込170円
Yoshio「スーパー『ライフ』で購入したベーコンポテトコロッケ。おすすめのコロッケがわからないので、最近、お惣菜レベルが向上しているライフで美味そうなコロッケをチョイスした。マックのベーコンポテトパイ的なイメージだろうか。優勝、間違いなし」
◆P.K.サンジュン セブンイレブン「北海道産じゃがいものコロッケパン」 税込192円
サンジュン「GO羽鳥は本当に読めない。……が、意外と味覚音痴というか、派手な味に誤魔化される傾向があるのではないか?
そこでチョイスしたのがセブンの『コロッケパン』で、レンジで軽く温めてからソースをズブズブにかければあっさりチョロまかせるだろう」
以上、9品がそろった。メンバーそれぞれがこれまでの羽鳥の傾向を分析しつつ、こだわって購入した品々である。このなかから1番に輝くのはどれなのか!?
今回も羽鳥のジャッジ前に、各々の商品についての品定めが行われたのだが、実はこの日、サンジュンが別取材のために遅れての参加となった。この段階で、できるだけ出来立てを食べさせたいと思っていた私の策略は、挫かれた格好だった。そんな状況でサンジュンは……。
サンジュン「俺のレンチンしていいっすか? 温めてソースドバドバかけて食べさせたいんすけど」
中澤「いや、レンチンはどうかな~」
サンジュン「え? ダメ?」
佐藤「それはダメだ。温めるなら、全員の温めないとフェアじゃない」
サンジュン「いいでしょ! レンチンくらいいいでしょ!」
佐藤「ダメだろ。な、みんなはどう? レンチンOKな人~?」
多数決で、中澤以外誰ひとりとして手をあげず、レンチンは却下!
サンジュン「なんでお前ら手をあげないんだよ! ふざけんなよ!」
あひるねこ「賛成派、少ねえ(笑)」
原田「却下ですな(笑)」
ということで、レンチンなし・ソースなし。素のコロッケで勝負することに。ちなみに事前にかかっていたソースはセーフとしています。
では行こう、運命の瞬間。GO羽鳥の入場です!
羽鳥「今日はコロッケってことなので、お弁当はご飯だけにしました。おかずとして頂きます。腹減った~」
羽鳥「今日はどう来るかな~。またパンがいるしな。う~んとねえ……」
羽鳥「まずコレかな。これはクリームコロッケだねえ、う~ん……」
羽鳥「なるほど…」
サンジュン「あれ? そういえば、羽鳥さんはクリームコロッケは……」
佐藤「え、何?」
サンジュン「あ、いや、なんでもないです」
羽鳥「これは? 普通のポテトコロッケかな」
和才「どうっすか?」
古沢「どうっすか?」
原田「どうっすか?」
Yoshio「こんなに囲まれてたら食いにくいよな」
羽鳥「気にしないよ。味に集中してるから、気にせず食べます」
中澤「さすがっすね。こんなに見られてるのに、前回3個も食べなかっただけはあります」
羽鳥「周りに左右されない。集中集中」
羽鳥「なるほど、これはこうで、こっちはこうだから~、順位的にはこうかな~……」
羽鳥「あ、パンもあった」
佐藤「それはコロッケじゃないからね」
サンジュン「いや、コロッケでしょ。おにぎりの時にパン持ってきてもOKだったんだから、これはイイに決まってるでしょ」
羽鳥「う~ん……、決まりました!」
羽鳥「1番はコレ、すき焼コロッケ」
砂子間「ですよね」
羽鳥「2番はコレ、ベーコンの入ってるヤツ」
Yoshio「やったぜ、さすがライフ」
羽鳥「次はね~、コレ! コロッケパン!」
あひるねこ「ウソ!」
中澤「コロッケじゃないでしょ」
古沢「いや、コロッケ入ってますから」
佐藤「パンに負けるっておかしいだろ」
原田「もはや、なんでもアリ」
羽鳥「これが俺のジャッジだ」
羽鳥「次はね、コレね。和幸かな」
中澤「キャベツもソースもついているのに、この順位か…」
羽鳥「それで次はこっちのコロッケパンね」
サンジュン「レンチンしとけば、絶対1位だった」
佐藤「しつこいな」
羽鳥「その次がコレだね」
あひるねこ「パンごときに負けるとは」
羽鳥「でね、この2つは最下位。っていうか、順位なしだな。俺ね、クリームコロッケは子どもの頃から苦手なんだわ」
佐藤「先に言っとけや! 選んだ時点で負け確定やないか」
原田「でも、前回食べてもらえない人もいたから、それよりマシかも……」
というわけで、今回はこのような結果になった。料理によって、羽鳥の中での「地雷」が存在し、誤ってそれを選ぶとジャッジ以前にドボン。即負けが確定してしまうのだ。まさかクリームコロッケNGとは……。
とにかくいまだ基準が読めないので、手探りの戦いが続いていく。次回は「ヨーグルト」の予定だ。はたして、誰のおすすめ商品が1番になるのか?
執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24